2025年7月28日、広島のホットスタッフフィールドで開催されたインターハイ陸上競技大会で、清水空跳(星稜高校2年)が男子100メートルで10秒00(追い風1.7メートル)の高校新記録とU18世界新記録を打ち立て、優勝。さらに、200メートルでは追い風参考記録ながら20秒39を記録し、2冠を達成しました。
彼はレース後、「100と200で勝つのが目標だったので達成できて嬉しい」と語り、試合を振り返りました。また、27日の4×100メートルリレーではアンカーを務め、万全の状態ではない中で全力を尽くしました。100メートルでの世界選手権の参加標準記録を突破しており、9月の東京大会での代表入りの可能性もあります。
清水空跳選手の活躍は素晴らしいものであり、その潜在能力には驚かされます。しかし、彼が達成した記録やその後の結果から浮き彫りになったのは、現状の競技環境の問題です。特に、競技の公正さが欠ける可能性がある「追い風参考記録」という制度の存在です。例えば、200メートルの追い風条件(2.7メートル)によって、記録が参考記録扱いになり、本来の実力を正当に評価できない場面が生じます。
問題の本質は、競技規則の整備と一貫性の欠如です。このような曖昧な基準が続けば、選手たちの努力や成果が正当に認識されないリスクが高まります。解決策としては、まずは追い風制限を厳密に管理し、正式な記録として認められる範囲を明確化するべきです。また、参考記録と正式記録を区別し、記録認定の透明性を向上させる必要があります。競技環境の改善は、選手の才能を最大限に引き出すためにも不可欠です。
ネットからのコメント
1、追い風参考とはいえ、高校記録に迫るタイムは驚異的。164cmと決して大きくない体で、ここまでの走りができるなんて本当にすごい。体調が万全でない中でも結果を出せるメンタルも尊敬します。世界選手権での走りも期待しています。日本短距離界の希望ですね!
2、昔陸上部でした。自分は167で100mやっていましたが、地方ですが県3位までは行きましたが、これ以上は短距離なんて結局身長じゃんと半ばあきらめていた部分がありました。
。。実際オリンピックの選手は180でも小さい方。身長が高くない人の希望の星になってほしいです!!
3、追い風とはいえ、20.39は凄い。まだ、16歳6か月とか…中学生の時から名前は知ってはいたが、ここまで急成長するとは驚きです。オーバーワークによる怪我だけには気を付けて下さい
4、暑いとは言え、インターハイでタイム決勝ってなぁ・・・例えば夏の甲子園で、準々決勝で8チームのうち一番点取った高校が優勝!準決決勝は無し!みたいなものに感じる。個人的な感覚だけど。まだ中長の種目ならわからんでもないが、短距離はちょっとなあ。100mの3レースでも実際に追い風参考のレースと公認レースが混在してるし。これはやったらあかんと思うけどなぁ。出場してる高校生はどう思ってるんだろ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e563d050db1018fc86ef0ba72fcfcc1ba9f0d270,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]