生命保険協会は、「生保レディー」と呼ばれてきた営業職員の新名称を「生保ナビゲーターソナエルジュ」に決定したと発表した。この変更は、性別に依存しない呼称を目指す取り組みの一環であり、2025年9~11月に行われた一般公募では計9191件の案が寄せられた。「ソナエルジュ」は、リスクへの備えを意味する「そなえる」と案内役を示す「コンシェルジュ」を掛け合わせた造語である。これまで、同職は8割以上が女性で、「ニッセイのおばちゃん」や「ニッセイレディ」といったジェンダー固定的な呼称が浸透していた背景がある。新名称は、これらの課題を解消し、職務のイメージ刷新を図る狙い。

生命保険業界が業務の呼称を刷新する試みは歓迎すべき一方で、まだ議論の余地は多いと言える。まず、過去に使われていた「ニッセイのおばちゃん」や「ニッセイレディ」という呼称は、確かに女性像を強く押し出し、ジェンダー固定的なイメージを助長してきた背景が明らかだ。
しかし問題の本質は、呼称以上に、その言葉を支持してきた文化や、8割以上が女性という採用のジェンダー偏りにもあるのではないか。
根本的な解決策として、まず1つ目に、「ソナエルジュ」という新呼称が現場でも正しく浸透しているか、定期的なフォローアップ体制を確立すべきだ。2つ目に、採用プロセスや働き方改革を通じて、ジェンダーバランスの是正を真剣に追求する必要がある。そして3つ目に、保険業界の魅力を広範な層に伝えるキャンペーンを実施し、多様な人材を取り込むことが重要だ。
新呼称が社会への第一歩だとしても、本当の意義ある変革は、ジェンダーに依存しない雇用環境や組織文化の再構築にこそある。「ソナエルジュ」という名が実質的な変化を伴わず、単なる表面的な装飾に終わることは許されない。擬装ではない進化こそが今、求められているのだ。
ネットからのコメント
1、「生保レディー」がここまで定着したのは、誰にでも一発で伝わる圧倒的な分かりやすさがあったからだと思う。今回の「生保ナビゲーターソナエルジュ」は、ジェンダー平等の意図は理解できるものの、カタカナの造語で、初見での呼びやすさや親しみやすさからは遠ざかってしまった印象。
結局、現場や顧客の間では長すぎて使われず、形骸化してしまうのではないか。時代の変化に合わせることは大切だが、高齢の契約者も多い業界だからこそ、スマートさよりも「誰もがパッとイメージできる言葉」のほうが、結果的に広く親しまれる愛称になった気がする。
2、センスない。まず定着しません。なんで一生懸命考えてこういう結果になるんだろう。恐らくは当人たちでない方々が「コレだ!」とか思っちゃったんだろね。当人たちはフツーに「保険の営業でーす」で過ごすと思います。
3、呼称の変更自体は時代の流れとして理解できますし、性別イメージを薄めたい意図も分かります。ただ、呼び名をどれだけ横文字にしても、正式な職種としては保険外交員です。「生保レディー」でも「ソナエルジュ」でもなく、保険外交員です。
4、センスの欠片もないネーミング簡単な研修で現場に出されて友人家族に無理な保険を売り込んで成績が達成しないと解雇される方々がソナエルジュと言われてもきちんと最低でもFPの資格を取って男女問わずライフプランナーと名乗ればいいと思いますが
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6792aeb1776e5362f1925ec0cef3c5c9d17f93aa,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]