事件概要
岩手県陸前高田市で5月4日に開催予定だった「三陸花火大会」は、資金難を理由に直前で中止されました。しかし、主催会社FIREWORKSによるチケット代の返金対応は進まず、7月29日時点でも完了していません。約1700組の観覧チケットが販売され、うち少なくとも800組が返金を申し込んだものの、返金はその半数にとどまっています。
市にも「連絡が取れない」といった苦情が多数寄せられ、主催会社との連絡も困難な状況です。FIREWORKSは8月上旬に今後の方針を発表する予定です。
コメント
直前の中止、そして3カ月を経ても完了しない返金。この事態は「一時的な混乱」ではなく、運営企業と制度の機能不全を象徴している。FIREWORKS社は資金難を理由に開催を断念したが、返金未対応のまま連絡を絶つのは、消費者軽視の極みだ。市に問い合わせが殺到するのも当然で、共催の責任も問われるべきだ。
本質的な問題は、「イベント中止後の返金制度」が日本においてあまりに脆弱なことだ。今後、①イベント主催者に対する財務監査の義務化、②主催と自治体双方による保証責任の明文化、③返金専用信託口座の設置を法律で義務づけるべきである。
楽しみにしていた市民にとって、花火の中止以上に、誠意なき対応は傷を深くする。
「夢を売る」事業者が、最後に「信頼」を裏切ることは、何よりも許されない。
ネットからのコメント
1、何年か前に同じ運営会社が開催した菅生のサーキット場での花火大会も火の粉が芝生に落ちてボヤ騒ぎのようになり、開始30分ほどで中止になりました。その時も返金の案内があってから実際に返金されるまでかなり期間が空いて不安になったのを覚えています。値段も安くないので余計に。同じようなことが繰り返されているようで残念です。
2、私がよく行く花火大会は有料観覧席の席料は、その準備にかかるための料金なので中止になっても返金なしと書いてあります。そして、それでも席料払って観る人たちはいますね。私はダメになった時の残念感が耐えられないかもと思って、一度も買ったことないです。でも、中止の場合は返金しますとチケットに書いてあるなら返金しなきゃですよね。
3、自転車操業の会社じゃないのかな?8月にメッセージと言ってるけど、案外倒産案内の可能性ありそう…有料座席もライブや舞台等なら買っても中止で払い戻しの可能性大だけど花火とかのイベントだと自然やら資金やらであやふやで購入するリスクが大きいと躊躇ってしまう。
楽しみにしてた分、払い戻しがちゃんとしてくれるといいですね。
4、この会社、2年前に神奈川県横須賀市の花火大会中止の時の返金も長く滞って問題になってましたよね。そちらはきちんと解決したのでしょうか。自治体はチケット販売のノウハウがないからとこの手の事を手広くやっているようですが、どんな会社なのか調べてからの方が良いのでは
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0d6179713e9b5adf50445be407d443995b2553ec,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]