6日、米フロリダ州マイアミで、W杯北中米3カ国大会に出場中のフランス代表FWキリアン・エムバペが、4日のパラグアイ戦後に同国上院議員から人種差別的投稿を受け、声明で反論した。議員は「植民地化されたカメルーンの人物」「野蛮人」などと投稿。フランスは勝利して準々決勝進出を決め、FFFは刑事告訴方針を示し、パラグアイ大統領も発言を非難した。

公職にある人物が、敗戦の悔しさを人種差別と暴力の扇動に変えるなど、競技以前に社会の品位を壊す行為だ。選手の国籍や出自を侮辱し、「平手打ちすべき」とまで言う発言は、個人攻撃ではなく公共空間への毒の散布である。本質は、差別発言を「感情的な投稿」で済ませる政治文化の甘さにある。議員には即時の公式謝罪と処分、議会による倫理審査、SNS上のヘイト発言に対する明確な罰則運用が必要だ。さらにスポーツ団体と政府は、選手保護の通報制度、差別発言者への入場・関与制限、教育プログラムを徹底すべきだ。
国を代表するのは憎悪を叫ぶ議員ではない。尊厳を守る選手と、それを支える社会こそが本当の代表である。
ネットからのコメント
1、政治家という立場の人が、選手の出自を理由にここまで露骨な差別発言をするのは到底許されないですよ。試合への不満と人種差別は全く別の話です。ただ、議員個人の発言をパラグアイ代表や国民全体の責任にするのも違うと思います。刑事告訴や議会での処分を含め、発言した当人に対して厳しく責任を取らせるべきですね。
2、あの試合、パラグアイに1つもイエロー出てないのは流石におかしすぎる。激しく戦うことと、必要以上にラフプレーや挑発を繰り返すことは別。勝つための戦術なのは理解できるけど、サッカーは相手へのリスペクトも大事だと思う。審判ももっと早く試合をコントロールするべきだった。本当にパラグアイは残念なプレーやったなこれが南米のサッカーで済ませるのは違う。激しい守備はいいけど、ボールに関係ない挑発や危険なプレーまで正当化されるものじゃない。あれでカードがほとんど出なかったのは納得できない。
3、女性議員の発言は目を疑うものであった。あれを発信してよいと考えているのは相当にやばい。まずい発言という認識すらないのか。議員という立場であることも加味すると、一個人の発言とは言えない。国際的な大問題であろう。試合の質でこの国の印象は悪くなっていたが、ことサッカーへの悪印象であった。しかし国自体がこんな感じなんですね。
4、スポーツは本来、国境や人種を超えて互いを尊重し合う平和の祭典である。今回の出来事は、その崇高な精神を根底から覆す許し難い差別行為だ。社会的に影響力を持つ政治家が、公の場で特定の個人を標的にし、人種差別的な言動を繰り返すことは断じて容認できない。エムバペ選手が示した毅然とした対応は、差別と闘うすべての当事者にとって大きな勇気になるはずだ。彼が示したのは単なる個人の反論ではなく、人権を尊重し、憎悪を拒絶するという強い意思表示である。今回の問題は、スポーツ界全体が人種差別に立ち向かう覚悟を改めて問うている。連帯してこうした動きを封じ込めなければ、真の平和の祭典は実現しない。
法的な対応を含め、二度とこうした悲劇が繰り返されない環境を構築することが、我々大人に課せられた責務である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a7a1848d9f5eb581f223af1884389f22b5398494,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]