2025年、長野県で山岳遭難が過去最悪のペースで増加しており、特に夏山シーズンの7月19日以降、遭難件数が急増している。多い日には同時に8件発生する日もあり、遭難者は高齢者や体力に自信のない登山者が多い。登山計画書を提出しない人もおり、登山者の中には装備が新しく、経験不足の60歳前後の人物が目立つ。
令和6年の遭難件数は全国最多で、7月末までに205件の遭難が報告された。これらの遭難の多くは登山者の技量や体力不足に起因しており、北アルプスでの遭難が半数を占めている。近年は救助活動の成功例が多いものの、救助されなかった場合の危険性が高まっている。
登山がもたらす自然の美しさと挑戦は魅力的ですが、無謀な挑戦は命に関わります。近年の遭難者増加には、登山者自身の準備不足が大きな要因となっています。特に中高年層が自分の体力を過信し、必要な訓練や情報収集を怠ることが、事故を招いている現実を無視することはできません。
まず、登山において最も重要なのは、登山計画書を提出することです。これを義務化し、徹底することで、万が一の事故に備えることができます。
次に、登山者には適切な体力トレーニングと事前の情報収集を強く促し、特に60代以上の登山者には、無理をせず、自分の限界を理解することが求められます。また、装備の質が大切ですが、それ以上に登山の基本的な技術と自信を持つことが不可欠です。
登山はレジャーではなく、十分な準備と経験を必要とするスポーツであるという認識を改め、登山者一人一人が安全を最優先に考えるべきです。
ネットからのコメント
1、40歳目前で登山を始めました。低山から始めて中級者レベルの山まで楽しみました。元々、運動神経が悪かった自分です。50歳目前にして下山時の膝に不安を覚えるようになり、転倒→怪我→救助要請となるだろう、と考えるようになり登山はやめました。今は犬と里山歩きや公園散歩をたのしんでいます。自分を知ることが大切だと思います。
2、登山している人のほとんどが50代以上だから遭難者の7割が50代以上というデータは当たり前の話とも言える。先日も三千メートル級の山の八合目で休憩中に80代のおばあさんと話した。毎週のようにアルプスの山々を登山されていてその元気さ圧倒された。
自分は50代だが年齢は関係なく経験と日々のトレーニングによって安全に登山出来る確率を上げて行けると思う。
3、北海道です。かく言う私も50半ばになってから百名山のひとつ、雌阿寒岳を初めて登ったけど完全に舐めてました…キツすぎて3合目で帰ろうかと思ったもの。それ以来、夏場は週3回で5〜10kmのランニング、冬は月120km以上のウォーキングを欠かしません。楽勝でクリア出来る訳ではありませんが今では羅臼岳も利尻山もトムラウシ山さえ登れるようになりました。登山はハードなスポーツです…気軽なハイキングだと思ってはいけません。
4、山岳遭難防止常駐隊と言いますか、いわゆる「遭対協」の方です。ほんと疲労で動けずに救助要請とか実に酷い。実費はもちろんですが、救助後に警察署内で会見を必須にしてYouTubeやらでどういう判断でこのような事態に至ったかを説明するようにしてもらいたい。報道だけではダメです。同じ事の繰り返し。早出早着も出来ない、装備も未熟な上に体力無いなんて山を登る資格ありませんよ。身の丈にあった山行と早出早着できる登山をして下さい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/42b257caf06c0567fad129a25472fdf5ab2fb2d3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]