2021年3月、福岡県宗像市の東海大学付属福岡高校に通う17歳の男子生徒、侑大さんが自殺しました。2019年、新入生だった彼は剣道部で、当時の上級生4人によって粘着テープで畳に貼り付けられ、わいせつな行為をされ、その様子をSNSで拡散されました。この事件に関し、母親は彼らに対する損害賠償を求める訴訟を起こしました。福岡地裁は先日、主導した1人に対し賠償を命じる判決を下しましたが、他の3人とは和解が成立しています。
さらに、遺族は元顧問と学校法人にも責任を問う訴訟を起こしています。

この事件は、学校内のいじめやそれを取り巻く制度の欠陥を浮き彫りにしています。まず、問題の本質は、いじめが継続的な身体的・精神的苦痛を伴う犯罪行為であるにもかかわらず、適切に対処されず放置されたことにあります。教育現場ではいじめの防止策が十分に機能しておらず、顧問教師や学校法人が安全配慮義務を怠った結果、このような悲劇が引き起こされました。解決策として、まず教育機関は厳格ないじめ防止策を設けることが必要です。いじめ報告への迅速かつ適切な対応を義務付け、学校全体で問題意識を共有する体制を整えるべきです。さらに、いじめに対する法的措置を強化し、被害者が安心して相談できる環境作りを進めることが求められます。最後に、これは単なる個人間の問題ではなく、社会全体で取り組むべき重要な課題として認識すべきです。
学校や家庭、そして地域社会が協力して、いじめ撲滅に向けた行動を起こすことが、多くの侑大さんのような若者を救う一助となるでしょう。






ネットからのコメント
1、イジメ問題は(そもそもイジメじゃなく性犯罪だと思うけれど)、学校や市を訴えることが多い中で、直接加害生徒を訴えるという勇気のある行動をしてくれた親御さんを尊敬します。学校や市を責め立てたところで、加害側は痛くもかゆくもなく、自分は頑張ってきましたという顔をして、進学や就職をしいく。どんどん加害生徒を訴えることで痛手を与え、少しでもいじめの抑止力になってほしいと思います。
2、まだ小学生の息子がいますが、息子がこんな事をされたら正気ではいられません。
加害者側の罪がもっともっと重くならないと、このような事はなくならないと思います。いじめだったら、引っ越しでも何でもして逃れられるでしょうが、写真を撮って拡散されると生きていたくないという気持ちになってもおかしくないのかなと思います。とにかく未成年だからと言って、加害者を保護するのではなく、被害者の気持ちに立って法でさばいて欲しいです。目には目をでいいのではないでしょうか。
3、まずは刑事事件化をしてないことに違和感しかありません。普通の他人同士で外でこんな事が起きれば間違いなく刑事事件でしかないのに、学校内なら「いじめ」という特殊な言語でセーフになりうる基準が意味がわからないままです。それに損害賠償の金額が書かれていないのはなぜでしょう。また絶句するような安さな気もしてなりませんが、普通なら億では済まないとしか思えません。それに、こうしたものには破産なども認められずに、被害者側が聞いて正当な理由がなく滞った場合などは「不払い罪」でも新設してもらいたいものでもあります。
4、関西大倉高校って言う大阪の私学の高校に40年前ぐらいに通っていました。
当時の高校は、いじめが凄まじく、先生も見て見ぬふりが専らで、いじめられるのが悪いって言う指導をする先生もしばしばでした。時が経ち、昨今のいじめはSNSなど使って陰湿極まりないと聞きます。無論、家庭も責任はあるかと思いますが、いじめがある学校は明らかに学校の先生の質が悪いことを意味します。先生の教育のやりなおしが求められているのではないでしょうか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f6180ee8963d3cd7a75619501246d6dd3c7ebb81,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]