ヨーロッパ各地での記録的な猛暑が続いている中、エアコンの普及率が著しく低いことが問題視されています。イギリスではエアコン普及率がわずか5%であり、多くはポータブル型です。特にドイツは3%と低く、日本の91.7%と比較しても大きな差があります。ヨーロッパではエアコンを環境への影響を懸念する政策の一環として普及させない方針が取られてきました。
しかし、最近の猛暑で死亡者が増加しており、2023年6月末から7月初頭にかけて、欧州12都市で2300人が高温で死亡しました。特に高齢者が犠牲となり、エアコンの欠如が命を脅かす状況が浮き彫りに。エアコン設置の規制や環境への配慮が普及の障壁となっており、その是非が問われています。
この問題は重大な社会問題をはらんでいます。エアコンの普及が進まないヨーロッパでは、毎年多くの命が熱波に奪われています。これは単に個人の選択や生活スタイルの問題ではなく、環境配慮の名の下で政治的かつ制度的な制約により、多くの人々が苦しんでいることを示しています。この状況は異常です。なぜなら、エアコンが命を守る手段として認識されている地域もあるからです。問題の本質は、環境への配慮があまりにも優先され、人間の健康と命を守る観点が軽視されている点にあります。
解決策として、まずは環境に配慮しつつ効果的な冷却技術の開発を進めることが必要です。次に、規制を緩和し、地域特性に応じた柔軟なエアコン設置ガイドラインを策定すること。そして、高齢者や病院など、命が最も危険にさらされている場所でのエアコン普及を優先的に進めるべきです。環境保護の価値は重要ですが、それが人命の危機と対立する状況は容認できません。ヨーロッパは理想と現実のバランスを見直し、適切に行動する必要があります。
ネットからのコメント
1、ヨーロッパメーカーの車にエアコンが付いてないのなら話は分かるけど、車を運転してる間に必要な物が生活する場所や仕事場に必要無いとは変わった考え方だな どうせエアコンが必要になっても車と一緒で環境保護を理由にクリア出来ない様な規制をして他国の製品の締め出しをするだろうから、もう無理が出てるけど電気自動車にクリーンエネルギーで頑張れば良い 日本は条件も環境も違うのだから無理して同調する必要は無いと思う
2、ヨーロッパのエアコンの話だけど、普及率が低いのは環境問題よりも今迄は単なる暑く無かったという方が大きいと思う。
湿度が低いのとそもそも緯度が日本で言えば北海道と同じ位置で、日本でも北海道はエアコン設置率が低く、今年の猛暑で設置が進んでいる。確かにヨーロッパは環境問題に高い意識を持っているが、エアコン設置率で環境優等生と呼ぶのは如何なものかと思う。
3、確かに、西欧の気温は年々上昇してきている。しかし、フランス(一部除く)・ドイツ・イギリス、また北欧の国々は西海岸性気候の国々だ。いわゆる、地中海性気候や日本のような温暖湿潤気候と異なり緩やかな夏が特徴的。西海岸性気候は、度々熱波が襲来するがずっと最高気温30度超で推移することはまずない。大体、最高気温が20度半ば〜後半が多くて3週間に1度くらいのペースで30度を超える日が数日続く感じ。よって、エアコンの普及もそこまで必要ないのである。扇風機で事足りてしまうからだ、それにイギリスなんて8月後半になればもう秋みたいな気温になる、最高気温が20度前後の日が多くなる。イギリスの夏は日本と違ってとても短い。
4、北海道出身です。僕らの地域も本州と比べエアコンの普及が遅れてました。
勿論、真夏日までは年数日、猛暑日は滅多にない。本州と比べて圧倒的冷涼な気候からくるものでした。しかし、近年、早いうちから、遅い時期まで暑い。ピークの暑さもえげつないこと(地域によって40度に迫る)くらいにまでなったため、北海道でも冷房普及し始めました。欧州でもそろそろ買ってもいい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/19e4fbd9a210b8ddd3d4af359728977ef9f6a92e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]