2025年7月25日、熊本市は市立小中学校の給食調理場全98施設にエアコンを設置する方針を発表しました。これまで、調理場の94施設にはエアコンが設置されておらず、調理員は異物混入防止のため窓を閉め切り、高温の中で働いていました。2023年6月30日~7月11日には8名の調理員が熱中症の症状で医療機関に搬送され、そのうち2名は救急搬送される事態となりました。
この対応として、費用は20億円を見込み、夏休み期間中に30施設の設置を完了し、来年夏までに全施設に設置する予定です。熊本市のエアコン設置率は政令指定都市で最も低く、全国平均と比べても大きく遅れており、改善が急務とされています。
【批判型】
熊本市の給食調理場におけるエアコン設置の遅れは、極めて深刻な問題です。98施設中94施設で未設置という現状は、労働環境の不備に対して市の無関心を露呈しており、調理員たちが過酷な状況に置かれていたことを無視できません。熱中症が相次いで発生したことは、すでにリスクが現実となった証拠であり、この問題は「過去の課題」として済ませてはいけません。
なぜここまで対応が遅れたのか、制度や予算の優先順位が問われます。予算の制約があったにしても、命を守るための措置は最優先されるべきです。
解決策としては、
ネットからのコメント
1、熊本市民です。これまで設置されてなかったことを知りませんでしたしびっくりです。この暑さではかなり過酷な環境だったと思います。このまま改善されなければ離職や体調不良者が増えることになったと思うし、結局は子供達のためでもあるので、今後は快適な環境で子供達に安全安心な給食を提供してほしいです。
2、横浜市在住です。この熊本市の決定を素晴らしく思います。
横浜市の小学校は自校式で給食室にはエアコンがなく悪環境にて退職者もおおく作り手が足りない状況でつい先日、学校より全校生徒の保護者宛にパート募集の案内が来ました。全国の学校にも実現させてほしい。
3、これまでエアコンの設置が無かったことに本当に驚いた。火も水も使うから教室などよりも温度も湿度も高いと思うし、重労働で身体は動かしてるし、そんなに体力ある年代ばかりではないだろうし、本当に大変だったと思う。とにかく気付いてあげられて良かった。給食の質や量への不満が多く話題になるけど、こういう現場環境の改善も重要だと思う。
4、岡山市民です。小学校の給食室で働いています。岡山市も、今年40度に達する日がありました。長袖、長ズボン、マスクで汗だくで働いています。こども達の命を守りながら、必死に給食室で働くことの厳しさ、大変さが、もっと、世の中に、浸透し、様々なことが、良い方向に改善されますように。切に願います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ddfaf3a8eabb8756a220944f6cfa1bcb30956509,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]