【事件概要】
2025年7月23日から28日にかけて、「日本保守党」所属の北村晴男参議院議員が、X(旧Twitter)上で石破茂議員に対し「奇妙な生き物」「醜く奇妙な生き物」などの中傷的表現を21回投稿。これを受け、元大阪府知事の橋下徹氏が28日に「誹謗中傷が酷すぎる」と批判。さらに同日、「莫大な税金で飯を食う国会議員の自覚がない」と強く非難した。
翌29日、百田尚樹代表が「容姿でなく政治姿勢への批判だ」とし、橋下氏らの反応を「読解力の欠如」と切り捨てた。
【コメント】
議員の発言が「表現の自由」に収まる範囲を超え、他者を「醜く奇妙な生き物」と公然と呼ぶ行為にまで至るなら、それはもはや侮辱と誹謗中傷にほかならない。しかも、その投稿が21回も繰り返されていたことに異常性を感じざるを得ない。議員という立場は、私人である前に公人であり、言葉には公的責任が伴うべきだ。
問題の本質は、政治家がSNSを「自己表現の場」と錯覚し、他者攻撃を「戦術」と履き違えている点にある。政党内部に自浄作用が働かず、支持層に迎合した過激表現が黙認されている現実が背景にある。
対策として、①政党ごとのSNS行動指針の制定、②政治家に対するSNS研修の義務化、③度重なる誹謗中傷に対する議会内での懲罰手続き強化を提案したい。
政治は本来、異なる価値観の中で合意を築く営みである。それが罵倒の応酬になれば、社会の分断は深まるばかりだ。言葉の荒廃は、民主主義の荒廃に直結する。
ネットからのコメント
1、確かに表現に問題があったとしても、石破は総理大臣という公人中の公人。からかいや揶揄ともとれる表現をされたとしても、それは甘受すべき範囲であって、表現者としても石破個人のパーソナリティではなく、公人たる総理に対しての批判の一表現であって問題がないように思う。何でもかんでも発言の揚げ足を取る風潮には同意しかねる。
2、簡単に謝るのも駄目なんだろうけど今回の話は人として間違ってると思う間違ってるときは素直に謝るべきだ思っていても言い方というものがあるそして議員と名のつく人たちは言葉選んで語って欲しい
3、橋下さんも容姿での誹謗中傷だと思っていないし、ほとんどの日本人も容姿だとは捉えていないと思うよ。政治家がすることは政治であって、過激なことで気を引くことではない。もし、日本のレベルが下がったと言うなら、下げたのは政治家だし、いまの大人たちだ。
いつまでも他人のせいにしてはいけない。
4、表現の仕方に気を使っていられないほど不信感や怒りが強いということではないでしょうか。日本人はお行儀が良すぎると思います。マスコミが事実を知らせて、国民が現実と実態を把握した上での世論となっているなら、誰もこんな言い方をしないと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/50051fd82ce5e84cef946721665749c710cd10ba,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]