熊本市東区尾ノ上のうなぎ店で、7月29日午後8時15分ごろ、客からの通報により女性2人が厨房で倒れているのが発見されました。倒れていたのは40代の女性経営者と10代の女性で、外傷はなく意識はありましたが、自力で動けない状態で病院に搬送されました。警察と消防は一酸化炭素(CO)中毒の可能性を視野に入れ、原因を調査中です。発生時、店は営業中だったとされています。
密閉された厨房で一酸化炭素中毒が疑われるというのは、単なる「事故」では済まされません。飲食業の現場における安全管理の甘さ、特に換気設備の不備や点検体制の不徹底が背景にあると見られます。ガス機器の定期点検義務の徹底、CO警報器の設置義務化、小規模店舗への技術支援体制の強化など、今すぐにでも始められる対策はあります。経営規模の大小にかかわらず、安全対策に「抜け道」はあってはならないはずです。命を預かる職場に必要なのは、売上よりもまず基本の「安全」です。目先の手間を惜しんだ先にあるのは、取り返しのつかない現実です。
ネットからのコメント
1、炭火による一酸化炭素中毒でしょうね。意識があるのに身体が動かせないって、どれだけ怖いことか。運良く見つけてもらえて命拾いしましたね。一日も早い回復をお祈りします。
2、一酸化炭素中毒はとても恐ろしいものです。意識は有ると言う事でとりあえずは良かったと思います。炭火で焼くうなぎってとても美味しいんですよね。一日でも早く回復に向かう事をお祈り致します。
3、低濃度の一酸化炭素中毒ですかね。高濃度だったら、意識も失ってそのまま死亡していたと思います。早い段階で発見されたのも幸いでした。
4、ご回復お祈りします。備長炭焼場経験ありますが、夏は氷バケツを足元に置いて、時折しゃがんでは顔や首を拭いて冷やしながら焼いていました。ある日、(なんか見えにくいな〜)と思ったら買ったばかりのメガネのレンズが細いシワだらけに。プラスチックレンズが熱でやられてしまっていました。換気対策は万全な焼き場でしたので一酸化炭素中毒にはなりませんでしたが、非日常的な暑さだったなと思い出します。今(サラリーマンです)、炭火を扱う時は一酸化炭素中毒と熱対策として、後ろから扇風機の風を浴びながら焼くようにしています。熱中症、一酸化炭素中毒のどちらもあり得る仕事場です。ご留意を。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6b0a7190d61d6162a6989af7e3d95eed88a1937,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]