3月末、未成年者によるたばこの購入を防ぐため2008年に導入された成人識別システム「タスポ」が終了することになりました。この背景には、通信回線を提供していたNTTドコモの3G回線停波が影響しています。タスポは、事前に発行されたICカードを使用してたばこの購入を制限する仕組みで、これまでに累計1千万枚のカードが発行されたものの、近年の有効稼働率は1割程度にとどまり、システムの運営維持が困難になりました。導入当初には約900億円が投じられるなど、大きな期待を背負っていましたが、コンビニなど別の販売方法の台頭や申し込み手続きの煩雑さが普及の障壁となり、たばこ自販機の台数そのものもピーク時から約10分の1に減少しています。

タスポ終了をめぐる事実には、社会の変化が浮き彫りになっています。未成年者の喫煙防止には一定の役割を果たしてきたとしても、制度全体の持続不可能性が顕在化しました。
まず、制度設計において、単なる識別技術に依存しすぎた点は見過ごせません。タスポは申し込み手続きが煩雑で、多くの利用者を引き込むことに失敗しました。それに伴い、たばこ自販機市場そのものが縮小し、このシステムの継続が困難となったのです。
解決策として今後進むべき方向性は以下の通りです。
コンビニやスーパーでのたばこ販売における成人識別技術の強化。簡便かつ効率的な認証を目指すべき。未成年者喫煙防止策として、教育・啓発活動の拡大と法的規制の再構築。タスポに頼る形から脱却し、包括的な対策へ移行を急ぐべき。新技術(例えばAIやクラウド技術など)を活用した次世代の成人識別システムの構築を検討。技術の進化を見据えた計画が必要。結論として、タスポの失敗は、制度設計における柔軟性の欠如が生んだ結果です。これを教訓に、未来の社会問題解決策はより持続可能かつ先見性を備えたものへと進化しなければなりません。
ネットからのコメント
1、無人販売時の年齢確認が目的のシステム。マイナンバーカードが1億枚、運転免許証が8千万枚の所有者がいる日本では、この二つを使うという判断は合理的でしょう。
そして、その先は欧州のようにVCでスマホを使った年齢確認ができるはず。タバコだけでなく酒も含めて法令で年齢制限のあるものに多目的に使える無人販売年齢確認ITTインフラを共通基盤として整備した方がいいように思います。
2、私が子供の頃は街角のタバコ屋さんで爺ちゃんのタバコを買いに行かされたものです。その後は自動販売機が増えてこれで買うのが主流になり、未成年が買って吸うのが問題となりタスポとかが出来た。それで今はコンビニが主流で年齢確認が店員任せ。色んな常識的な行動や環境がこんなに変わるんですねぇ。今は電子タバコみたいなのが増えてきている。もう何年かすると紙タバコをライターで吸うのが特異だと思われる時代になるんでしょう。世代が変わっていくとそのスピードも上がるでしょうし。
3、タスポが導入されようとしていた時期、まだ私も喫煙者でした。取得が面倒なのでコンビニで買えばいいやと結局タスポの取得はしませんでした。それから数年、喫煙者だった妻が加齢性黄斑変性という目の病気に罹患。喫煙が非常に悪影響を及ぼすとのことで、妻と同時に私もたばこをやめました。
あれから約15年も経つんだなぁと感慨深いものがあります。ips細胞の発展で最初に加齢性黄斑変性の治療に役立つとのニュースもありましたが、そちらはまだ少しあとになりそうですね。
4、たしかにタバコ自販機はめっきり減りましたね職場の食堂のタバコ自販機に補充している業者に聞いたが、利益が3割なので回転率が悪いところはすぐに撤退ネットで繋がっていて売り切れは即座に補充するし何が売れたかデータをとってラインナップも売れ線を集める残ってる自販機は年齢認証無しで買えるのかな?私は非喫煙者なのだが喫煙者の減少と吸える場所の制限の厳しさに大変だなあと同情します
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eef5a2d86a44f2d604fb9a5c601a382adf7bed33,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]