事件概要:日仏両政府は、中国のレアアース(希土類)の輸出規制強化を受け、調達先を多角化し安定供給を確保するため、共同調達の方針で一致した。両国は、仏南部に精製工場を建設し、2026年末に稼働予定で日本国内需要の約2割を担保する計画を立てている。さらに、レアアース供給網の多角化や重要鉱物への共同投資を推進し、官民連携による持続可能なサプライチェーンを構築する方針で合意。他にも人工知能や宇宙分野での軍民両用技術連携も進める予定。両首脳は1日の会談で「重要鉱物協力ロードマップ」を発表し、中国の規制により発生するリスクについて深刻な懸念を表明する。

コメント:レアアース供給網の多角化に動く日仏両国の取り組みは、これまで中国が市場を独占し、輸出規制を戦略的脅威として機能させてきた現状を打破する重要な一歩だ。本質的な課題は、特定国への依存が、技術革新や産業基盤の脆弱性を招き続けた構造にある。
今後、世界が競合より協調に基づく工業資源の確保を進める中、いくつかの対応策が考えられる。第一に、環境負荷を最小限に抑えた採掘技術の共有化を推進すべきだ。第二に、調達国における労働環境や社会基盤の整備と支援を行い、長期的な信頼を構築する。第三に、市場価格の安定化を図るべく国際枠組みの創設を検討し、輸出規制の乱用を防ぐべきである。中国の動機が資源管理の主張であるにせよ、実際に多国間連携が進む今日の動きは、民主主義的価値観に基づいた供給網の構築を目指す明確な答えを彼らに突きつけた。我々は、依存からの脱却が技術競争を超えた産業の独立と社会的安定に繋がると確信している。
ネットからのコメント
1、一度使って効果のある制裁カードは、政治的な対立が発生する度に使います。今後は中国からの輸入を期待する事なく、他国との協力関係を強化した方が安全。政治的な対立が度々発生する中国・韓国・ロシア、この国々に依存する製品を調査して、依存度を減らす取り組みが必要。今現在の日韓関係は良好だが、政治的な対立の危険を孕んでる両国なので、韓国に依存する輸入品も多角化を進めた方が良い。
2、今回気になるのは、資源の確保そのものより、依存の構造をどう組み替えるかという点です。中国の輸出規制強化を受け、日仏が第三国からレアアースを共同調達する流れは、単なる資源調達ではなく、経済安全保障そのものの再設計に見えます。これまでは、安く、早く入る場所に依存していた供給網が、今は止まらないことに価値の軸が移っている。 効率重視の時代から、安定性と分散を重視する時代への転換点なのかもしれません。資源は地中にあっても、供給網は外交と信頼の上に成り立つ。 今回の連携は、鉱物の話でありながら、実際には国と国との戦略的な距離感が問われているように見えます。
3、レアアースは米国とも協力をしたり、日仏で連携してプロジェクトを始めるのは非常に良いと思いますが、現状では中国の輸入が1月に置いて、前月比で2割ほど減少したと報じられていますし、問題なのは今直ぐに対応出来るか言った視点も重要だと思います。メディアは現在における企業のレアアースの減少による影響や実情と言ったことも国民に伝えるべきです。
影響がなければ、それはそれで報じれは良いのです。高市氏は選挙での演説では、深海での試掘が出来たのを引き合いに、もう困らないと言った様なことを発信していたが、商業化するには何年も先だと強い指摘があります。そう言った事は、検証すべきだと思います。
4、とても良いニュースだと思います。資源の確保先をより多角化する事でリスクを抑えられると思います。中国やホルムズ海峡など、輸出規制や海上封鎖などで経済が止まる事は経済安全保障の観点から制約になります。これまでの価格優先から多少高くても複数の友好国から確実に輸入出来る体制を作る事が大切だと思います。その場合はコスト競争力で企業が負けないように政府が対応策に取り組んでもらいたいです。レアアース、石油と厳しい状況が続きますが、日本に資源がない事は変えられません。今後も資源確保の多角化と技術革新をより推進してもらいたいです
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a3e55ff8232d23ebc26a4d8896849e409a6e66e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]