秋田県は、人口減少が深刻化しており、県の人口は2017年に100万人を下回り、2025年4月には約88万人にまで減少した。これは、過去7年間で約12万人が減少したことを意味し、秋田県横手市や大館市の人口がほぼ消失した規模である。人口減少対策が進まず、特に県外への人口流出が加速している現状に対して、県民の危機感が強まっている。

特に出身地の秋田県人会の代表は、故郷に帰省した際に、街の衰退とともに、学校の新入生数が減少し、3人という異常な数にまで至っていると述べている。加えて、コロナ禍の影響も大きく、今後の対策には限界を感じているが、新知事が積極的に移住者受け入れ政策を進めていることに対して、期待を寄せる声も上がっている。

秋田県の人口減少が進む中で、地域経済の縮小や将来の展望に不安を抱えるのは当然だ。しかし、こうした問題を乗り越えるために必要なのは単なる愚痴や自己責任論ではなく、抜本的な政策転換と長期的視野を持った支援である。地域における雇用創出や生活の質を向上させるためのインフラ整備が急務であり、特に若年層に対する教育や就業機会の提供は欠かせない。これまでの失敗を踏まえた上で、今後の政策は具体性と実行力を持って進めるべきである。

特に、移住政策や地域特性を活かした魅力づくりが求められる。秋田県が抱える課題に直面する中で、公共の役割はますます重要になる。

ネットからのコメント

1、人口減少に歯止めをかける施策は国内のどこの自治体もしているが、減りゆく日本の人口を取り合うだけで、結局成功していない。各自治体では無理だし、国を挙げてしていることも、成果は出ていない。このまま、日本は無くなるのか、公共サービスを出来るだけ無くして、何とか生き延びるのかの瀬戸際です。今までと同じサービスは、技術が発展しても、マンパワーが無いので難しいと思う。

2、地方は仕事がないから都会に出て行くのですよ。それにいったん都会で仕事をして地方の実家に帰るとあまりにも給与の格差があり、都会に舞い戻る人も多いですね。移住促進もいいのですがまず仕事できる環境整備も大切ですね。

3、秋田県に限らず、深刻な人口減少に悩む県は少なくないでしょう。実際都道府県で人口が増加したのは東京だけだそうですね。私の県でも都市部以外はどんどん人が減っています。交通の便が悪い、お店が少ない、病院も近くにない、学校が遠い、就職先や仕事が限られる、風習やしばりが多い、虫や野生動物に悩まされる、そんなところに若者は住みたいとは思わないでしょう。

便利で公共施設・商業施設の充実した街に出ていくのは当然の心理でしょうね。

4、秋田に限らず日本海側はもう駄目だと思う環境がキツすぎる。自身も日本海側出身ですが、冬は寒いし本当に大変正直な感想、何故ここに住まなくてはならないのか、謎と思えるくらい具体的には、仕事がない、給料安い、遊び場がない、価値観が古い、コミュニティーもない、車がないと生活できない&維持費が大変。移動距離が長くガソリン代がかさむ、車も傷む。冬は寒くてどこにも出かけられない、日照時間が短く鬱になりやすい。親兄弟の面倒をみなくてはならない&近所付き合い。もはや逆にいいところを探すのが難しいくらいです。タダ、いや、お金頂いても住もうとは思えません。別に恨みがあって酷評してる訳ではないです。そう感じて生活していたからです。今は関東に逆Uターンしました