SNS上で表示回数や「いいね」の数を増やすサービスを提供する「スマホ農場」が存在することが報じられた。記者が「テスト」と投稿した内容が、同サービスの介入によってわずか6分で100万インプレッションを記録し、瞬時に数百もの「いいね」が増加。東京都の難関大学に通う18歳の学生が代理人として登場し、施設内の規模や仕組みを説明した。年間数千万~数億件の依頼に対応し、年間収益は約45億円に達すると推定される。同種の技術が選挙や世論操作に悪用されるリスクや、AIを活用した虚偽投稿の進化が指摘されており、専門家からは規制の必要性が強調されている。

SNSという現代社会の根幹を担うコミュニケーション基盤が、不正操作の温床になっている現実には強い危機感を抱かざるを得ません。
一見すると、「スマホ農場」は無害な数字操作のビジネスかもしれませんが、選挙や世論への潜在的影響を考えたとき、その実害は計り知れません。その本質は、民主主義の根幹である『公正な情報流通』を壊す点にあります。
まず、現行の法制度は完全にこの問題に追いついていません。この課題の解決には以下が必要です:
SNSプラットフォームにおける数値操作防止のアルゴリズム強化と監視体制の徹底。偽アカウントや情報操作に関与した場合の処罰を規定する法改正。AIによるデータ操作の透明化を義務付ける国際的な基準づくり。また、「農場」運営側が規制の不備を批判している問題も大きな矛盾を含んでいます。自身が倫理的に疑わしい行為をしていながら、それを理由に社会的責任を回避する態度は非難されるべきです。今こそ、プラットフォーム事業者と規制当局による連携が必要であり、透明性と規律ある運用の枠組みが求められます。この問題を放置すれば、信頼を基盤とした社会の維持が危ぶまれることでしょう。
ネットからのコメント
1、SNSの数字が人工的に作られる時代では、「バズっている=世論」ではないということなのですね。
TBS的にはこうした技術により選挙結果が歪められていると言いたいのだと思いますが、わずか数分で100万回表示を作り出せる実態には驚きました。こうした「作られた空気」が実際の選挙に影響を与える危険性を考えると、これからの社会には、数字や同調圧力に流されない情報リテラシー教育が不可欠だと思います。情報がどのように作られ、なぜ自分の目に届いたのかを考える習慣を育てることこそ、民主主義を守るための基盤になるのではないでしょうか。
2、SNSでは、社会の多数派に見える空気は簡単に作れてしまうと思います。インプレッションやいいねが買えるなら、多くの人が見ている、多くの人が支持しているという印象まで演出できます。そして人は、その空気を見て自分の意見だと思い込んでしまうことがあります。特に危ういのは、怒りや不安をあおる投稿ほど反応を集めやすく、それが収益につながる構造です。人を助ける情報より、人を分断させる情報の方が得をするなら、情報空間そのものが歪んでいきます。だからこそ、流れてきた数字をそのまま信じてはいけないと思います。
なぜ自分の前に表示されたのかを考え、自分で調べ、自分で選ぶこと。判断の主導権を、アルゴリズムや買われた数字に渡してはいけないと思います。
3、昨日、この番組を見たが、恐怖を感じた。「テスト」という単語を送っただけだが、数分後にインプレッションが100万回を超えた。SNSの数字を人工的に作れることに驚いたとともに恐怖感を抱いた。インタビューの中で政治的なものは排除している言っていたが、全て排除出来ると思えないし、運営側がそんなことをやっているとは思えない。大多数の人は「インプレッション数が多い=世論」と勘違いをして流される。農場ビジネスを法律的に制限することが必要だと思うし、同時に国民への教育が必要になる。
4、最近はこういうのばかりで、この先どうなるのか心配しています。気が付いている方もいらっしゃると思いますが、このヤフコメも例外ではありません。当然というべきか、ヤフコメでも行うことが可能で、単に多くのフォロワーが欲しいとか、高評価が欲しいというのなら、それは個人の嗜好なのでどうしようが勝手ですが、怖いのは世論の誘導です。
今の社会はそのような時代なんだと理解をしないと判断を迷います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e8414dcb806bd0747fdd5a9e37c4b8182022a5e0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]