バスケットボールの指導現場では、スポーツハラスメント、通称「スポハラ」が深刻な問題として浮上しています。2024年、日本スポーツ協会には過去最多となる536件の相談が寄せられました。これは、コーチによる暴言や不適切な指導が問題視され、相談しやすい環境が整った結果とされています。コーチたちは、暴力や暴言に頼らずに選手を育成する新たな方法を模索中です。日本バスケットボール協会は、コーチ養成講習会で、模範的な指導法「GOOD・BAD・NEXT」を教え、選手を理解しやすくさせるための努力が進められています。一方で、過去に不適切な指導で命を絶った事例も報告され、さらなる改善が急務とされています。講習会を通じて、指導者たちは選手を内面的に強くし、肯定的な指導方法を学び、実践していくことが求められています。

スポーツ指導におけるハラスメントが依然として蔓延していることは、教育と指導者の役割に対する重大な反省を促します。
暴力や暴言を用いた指導はもはや時代遅れであり、それが及ぼす心理的影響は計り知れません。特に、日本での相談件数が増加していることは、社会全体がこの問題に対して覚醒しつつある証拠です。しかし、根本的な解決には至っていません。まず、コーチ養成プログラムを拡充し、褒めることを基盤とした指導法を徹底的に教えるべきです。そして、定期的なフィードバックを取り入れるシステムを構築し、指導者自身が成長し続けられる環境を作ることも重要です。さらに、選手や保護者の声を積極的に取り入れる第三者機関を設置し、透明性のある指導環境を実現することが求められます。スポーツは本来、楽しさや達成感を育む場であるはずです。この原点に立ち返り、暴言や暴力に頼らない健全な指導文化を再構築することが、競技の質を高めると同時に、選手の人生を豊かにする道筋となるでしょう。
ネットからのコメント
1、特に昔から名選手名監督にあらず、という言葉があるように、自分ができたことを押しつける指導法は昔からよくあり、いわばそれができれば皆いい結果を残せる可能性が高まるわけだが、一人ひとり背丈から体の大きさから、柔軟性から骨格まで違うわけで、それぞれの選手の特徴によってできる方法を探し寄り添うことが指導者に求められると感じます
2、理不尽な指導にも耐えてきた世代としてはそれが無くなるのは勿論良い事だなと思うけれども、今こういう風潮の中でも教育や指導に携わろうと考える人達には本当に頭が下がる。 子供たちだってみんながみんな素直な良い子ばかりじゃないからね。 子供なんだからある意味当たり前だし指導者は一段高いところから見ないといけないんだろうけど、彼らだって人間だから感情もある。 自分にはとても出来ないな。
3、「なんでできない」は暴言なんかじゃなく、その言葉が選手に向いてるのならそれは単なるその指導者の弱さです。それは自分自身に向けるべき言葉です。「なんでできない」って思われてしまうような子はたくさん居ます。そしてその要因はそれぞれに違います。指導を続けても結果、両者共に納得の行く状態になることが無いこともあります。しかし選手本人が頑張ってやり続けたいと思ってるのなら、色んな形で寄り添い続けることが指導者の役目だと思います。
4、昔は気合や根性が美徳とされてきましたが、今は言葉で論理的に伝える時代、そもそも暴力や暴言に頼らなければ指導が出来ないのであれば、それは指導力に問題があるのではないでしょうか。
不適切な指導で命を落とした人までいるという事実は、看過できないと感じます。威圧され萎縮した状態でやるスポーツが、子どもたちの将来にプラスになるとは思えません。失敗した時になぜ出来ないと責めるのではなく、どうすれば改善できるかを一緒に考えていくような、前向きな環境が当たり前になってほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2c0717ad5ea21f0ad1c5ac57fbdd4012f2fe8b99,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]