事件概要:2025年、日本全国で看護学校、特に准看護学校の定員割れが深刻化していることが報じられた。例として、長野県内の医師会立看護学校および准看護学校6校の平均充足率は48%に過ぎず、一部学校では定員のわずか25%しか学生が集まらなかった。この背景には、准看護師資格の需要低下や、高度な看護教育を求める学生が大学進学を選ぶ傾向が影響している。また、少子化の進行と医療現場の高度化に伴い、准看護師制度の存在意義が問われる状況にあり、医師会と看護師団体の間で廃止をめぐる意見対立が続いている。このままでは地域医療の人材不足が一層深刻化し、持続可能な医療体制確保が危ぶまれるという懸念が示されている。

コメント:看護学校の定員割れが全国的に広がり、医療現場を支える看護師確保に暗い影を落としています。この事態は、複雑化する現代医療のニーズと、教育制度が十分に適応していない現状を浮き彫りにしています。
本来、看護師と准看護師の制度は異なる時代背景の中で生み出されたものでしたが、今や准看護師制度が医療の高度化に対応できていないことは明白です。また、学生の減少には制度面だけでなく、現場の労働環境の過酷さや少子化の影響も顕著です。
問題は、地域医療における持続可能な人材確保の仕組みが欠けていることにあります。第一に、看護師養成制度の一本化を進め、地域ごとに効率的な人材供給体制を整備するべきです。第二に、中途採用や多様なキャリアパスを支援する制度を設け、医療職への再挑戦を後押しすることが必要です。第三に、学生が安心して医療分野を志せるよう、奨学金制度や労働環境の改善および魅力的なキャリア形成を実現する施策が求められます。
医療の現場を下支えする看護職が持つ責任や負担感を直視せずに、医療サービスの持続を期待することは、無理な話です。看護職の人材危機を放置すれば、高齢化社会の中で必要なケアを提供できないような危機を招くのは時間の問題です。今こそ「安心して医療を享受できる未来」を実現するための決断と行動が求められています。
ネットからのコメント
1、看護師です。やりがいと誇りを持って仕事をしていますし、楽しいです。しかしその裏には、患者の命を守る責任、転倒や事故を防止する管理能力、患者からの暴力やハラスメントに耐える忍耐力、理不尽な要求をする家族への対応、、等々、普通に生きていたら遭遇する事もない負担や悩みを抱えながら働くことになります。私自身はある程度慣れましたし、その管理自体をも楽しめるくらいにはなりましたが、やはり給与は見合わない。。それらの背景を考えると看護師不足なんて当然の流れだし、私がもう一度高校生まで戻って職業選択するなら、看護師は選ばないと思います。
2、なり手が少ないのは、報酬と合ってないからだと思います。専門知識や技能もあり、夜勤含めた束縛時間も長く、何より命を預かる仕事でストレスも半端ないのに、給与は20代のうちは夜勤等を加えれば同年代の他業種より稼げるかもしれませんが、その後の伸びが低いor止まってしまうのが、看護師が長く働けない理由の1つだと思います。30代以降、激務のわりに給与は周りと同じか低くなり、結婚・妊娠・出産・子育てを考えたときに、リモートワークや育児休暇の充実している企業の方が働きやすいよねって思うのは当然ですし、このことで経験のある看護師が辞めていくのは医療業界にとっても大きな損失だと思います。
まだまだ看護師を目指す志のある方がいるうちに、報酬と働き方を見直す必要があると思います。
3、かつて昔は女性の職業の選択肢は狭く、古い言い方で言えば、いわゆる看護婦さん、保母さんなど、女性を表す単語の職業が主流であり、それにより、人手不足も顕在化していなかったという面があるでしょう。しかし時代は変わり、女性の選択肢は大幅に増えると共に、共働きの増加により、女性にもある程度の収入が求められる時代となり、低賃金で大変な職業を若い女性が担う事も減った結果、このように大幅な定員割れとなってしまったのでしょうね。やはりまずは、待遇改善が求められているでしょう。
4、私も現場を知っていますが今までがドラマやドキュメント等で実像以上に美化されてきただけです。実際は肉体的、精神的にかなりハードで纏った休みも取りづらいし勤務時間も変則的、残業も多い。職場によるだろうが委員会や看護研究を自己研鑽を名目に休みを潰されたりもする。その上、パワハラやペイハラ、患者からの暴力やセクハラも日常茶飯事。
高齢者が多いところではトイレ移送や下の世話に明け暮れる。おまけに給与水準も高いとは言えない。これで目指す人が減るのは当然だと思いませんか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d94d9b87cf8bd35584d954646a21c677ee4b44cc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]