日本国旗損壊罪の法案骨子案が、自民党内のプロジェクトチーム(PT)で大筋了承された。22日の会合では、修正を経た骨子案が松野博一PT座長に一任された。この法案は、「自ら公然と国旗を損壊、除去、汚損する行為」を対象とし、損壊のライブ配信やその後の公開も規制対象に含む。具体的には、布や紙で掲げられる実物の国旗を対象とし、懸念されていたアニメやAI創作物は除外される見込み。罰則は、刑法の外国国章損壊罪と同様で「2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金」と定められる。国会提出を目指すが、この法案の必要性や国民への萎縮による懸念も依然として議論の余地が残る。

この国旗損壊罪の骨子案には大きな課題があります。社会秩序と品位を守るという目的は理解できますが、法案が抱える問題点は無視できません。
まず、国旗損壊行為を処罰する法的必要性が十分に説明されていないことは、制度設計として不十分です。
国旗が国家の象徴であり重要性があるのは事実ですが、既存の軽犯罪法や不法侵入罪などで対処可能なケースも多いはずです。また、公然と損壊する行為を具体的に規定するといった書きぶりは、表現の自由を圧迫するリスクが高いといえます。特に、ライブ配信を規制対象に含める点は、表現の自由やSNS利用の萎縮につながりかねません。
では、どうすべきでしょうか。第一に、この法案の意図が他の法令で十分にカバーされていないケースに限定されるべきです。第二に、新たに創設するならば、憲法との整合性を厳密に検証した上で、表現の自由を守る保障措置を明記すべきです。第三に、法律の運用ガイドラインを透明化し、恣意的な適用への懸念を払拭すべきです。
国旗を愛することとその尊重を義務化することは違います。真の国の尊厳は、国民の自由と成熟した議論を許容するところから生まれます。この骨子案には、より慎重な議論が必要です。
ネットからのコメント
1、外国の国旗を傷つけると罰せられるのに、日本の国旗には何の規定もないのは、ちょっと不自然です。国旗はその国の象徴だし、大切に扱ってほしいです。
国としての象徴をどう扱うのか、法律で決めるだけでなく、日常の中で自然と尊重されるような雰囲気も大事だと思います。最終的には、罰則の有無だけでなく、社会の受け止め方が問われるような話だと感じます。
2、人伝に聞いたところ国家を歌えないお子さんが増えているというので驚いた。そのあたりの年下の世代と接する機会が無いのでそのことにどの程度の信ぴょう性があるのかわからないが、もし仮にそうだとすれば学校で歌う機会が減っているのか、そもそも無いのか心配だ。国旗への敬意はもちろんだが、国歌も大切に扱ってほしい。
3、本来、この法律は国旗が侮辱されることで国民の感情や尊厳が傷つけられることに対する罪を問うもの。 ならば実写と見分けのつかないAI生成映像で踏みつけられ燃やされる日の丸を、公の場で意図的に展示されるのも処罰の対象であるべきで、それは国旗の材質自体で決められるものではないはずだ。 党内野党の反対におもねることなく堂々と本論に基づいて法制化すればいい。
4、「自ら公然と損壊、除去、汚損する行為」これに萎縮する人って、どんな人なの…?普通に生きててやる行為じゃないでしょう。
この法の中身は、現行で例えるなら神社仏閣や重要文化財、なんなら政党問わずポスターにでもいいけど、そういったものに落書きしてはダメみたいな感覚値(器物破損かつ侮辱行為)ですから、それってむしろ罰則あっていいと思うくらいじゃないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a2683616f348bfbf202367f2cc41f3acb3d4f8e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]