ニューヨークで開催中のNPT再検討会議では、成果文書案の4度目の改訂版が22日明らかになり、北朝鮮の非核化支持に関する項目が削除されました。採択を優先するため、対立項目が削られる形となり「骨抜き」との批判も予想されます。21日未明の3度目改訂版には「朝鮮半島の非核化支持」や「北朝鮮の核保有国の否認」が含まれていましたが、ロシアの働きかけで削除。一方、日米韓はこれに反対しました。また、NATOの「核共有」議論への言及も中国やロシアの反発により削除されています。この結果、北朝鮮への核政策の非難が成果文書に反映されない事態となる見込みです。

現在のNPT再検討会議は、非核化の根幹を揺るがす決定を下しました。本来、世界の核軍縮と不拡散を目指す場が、対立回避を優先し明確な立場を示せない現状は、核問題に対する国際社会の意志の弱体化を露呈しています。
北朝鮮の核問題は、東アジアだけでなく国際的な安全保障における深刻な課題です。しかしその言及が削除された背景には、ロシアや中国をはじめとする核保有国の利害や政治的駆け引きが影響しています。これでは、核拡散を防ぐためのNPTの基本的な使命が形骸化してしまいます。
解決のためには、
政治的妥協を許さない明確な非核化方針の合意形成全加盟国に核軍縮の具体的な行動を義務付ける条項の強化対立が深刻化する場合の外部調停メカニズムの設置が必要不可欠です。NPTが核問題を曖昧にするなら、その存在意義が問われます。国際社会は一刻も早く、核兵器の脅威がない世界を目指す使命を再確認すべきです。「骨抜き」の決定は、未来への責任放棄に他なりません。
ネットからのコメント
1、イランでは核を絶対に認めないという強い姿勢が続く一方で、北朝鮮については非核化支持の文言すら成果文書から消えていく。もちろん事情は違うのだろうが、現実の国際政治を見ると、『持つ前は止める、持ってしまった後は触れない』という空気も感じてしまう。全会一致で成果文書を採択する意義はあるのだろうが、その時点で何を守ったことになるのか少し気になる。
2、アメリカとイスラエルはイランの核兵器開発がって勝手に戦争始めたけど、この北朝鮮の核兵器やインドとパキスタンには何も言わなくなりましたからね、何よりイスラエルの核兵器なんて見て見ぬふり。 イランとの戦争の仲介に核兵器保有国のパキスタンって聞いたときには、本当に驚きましたよ。ダブルスタンダードも良いところ。
3、北朝鮮と友好国でもあるベトナムが議長国ということも大きかったのかもしれない。NPTから脱退で核開発を事実上容認していく流れは何としても防がないといけない。北朝鮮と比較してイスラエル、インド、パキスタンは特にNPT非加盟による不利益が起きている印象がない。NPT非加盟国を野放しにしていいわけがない。まず具体的な状況を少なくともIAEAに限らず国際機関が把握できるようにしていかないといけない。
4、拡散防止とか言うが、これって先に持っている国だけが持ち続けられますと言う、よく考えたら凄く身勝手な条約なので、無視して勝手に核保有をした国勝ちであり、勝手に後から保有した国には皆んなで制裁を加えましょうという話もありなので、核廃絶になるから賛成と手放しで喜んで良い話ではないと思います。
更に北朝鮮のように保有してしまえば、簡単には侵略されなくなると言うメリットもあります。日本も今後の世界情勢をよく見て脱退もありと考えます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/38f437aa3facffc0d430f1f3bafdabbb0d966d65,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]