2019年以降、長野県のAさん夫婦は7年間で6回の流産を経験した。Aさんは26歳で不育症と診断され、血栓ができやすい体質への治療や自己注射、体外受精などを行った。3年前、30歳で第1子を出産できたが、その後も第2子を目指す中で3回連続の流産を経験。治療費は200万円以上に達し、自治体助成にも回数制限がある。不育症患者は日本に35万~50万人いると推定されるが、医療理解や精神的支援の不足が課題となっている。

この問題で浮き彫りになるのは、命を望む人たちに対する社会の支援が、まだ「妊娠できた後」に偏りすぎている現実だ。7年間で6回も流産を経験し、そのたびに身体的苦痛だけでなく「自分は欠陥品なのではないか」と追い詰められる人がいる。それにもかかわらず、医師によって不育症への認識に差があり、患者が必要な診断や支援へたどり着けない状況は看過できない。
妊娠できることと、無事に出産できることは同じではない。
改善には、第一に産婦人科医への不育症教育を徹底し、診断基準や対応を全国で統一すること。第二に検査・治療費への公的支援を拡充し、回数制限や地域差を見直すこと。第三に流産経験者への心理ケアを医療の一部として整備することが必要だ。
「産めた人」だけを基準にした社会では、本当に困っている人を見落とす。少子化対策を掲げるなら、子どもが生まれた後だけでなく、そこへ向かう過程で苦しむ人にも目を向けるべきだ。命を望む努力を、孤独な戦いにしてはならない。
ネットからのコメント
1、妊娠出産できるかどうかは、実際に妊娠してみて初めてわかることが多い。この不育症もまさにそう。「私は健康だから大丈夫」→不妊でも健康的な生活ができる、「若く見えるから大丈夫」→見えるだけで肉体は年相応、「ブライダルチェックしたから大丈夫」→それでわかることは精子と卵子の状態くらい、なので、「いずれ子供が欲しい」と考えているご夫婦は、まず早めに一回妊娠した方が良いと思う。20代で不妊治療をしている人も多いので、「若いから妊娠しやすい」ということもありません。
私は結果的に、トントン拍子で子供を授かれましたが、産院の先生曰く「不妊については今の医学では解明されてないことが多い」と言っていたので、妊活中は相当不安でした。
2、20代で2回連続の初期流産をした。その確立は100分の1。原因がある気がして自分で調べて不育症にたどり着きました。神奈川で有名な不育症の病院に行き、原因が分かり、服薬をしながら3回目の妊娠で無事出産。不妊症の人から授かれるだけいいじゃないかという声も聞くが、宿った命を守れなかった後悔は比べられるものではありません。原因が分かり治療法があれば解決出来るかもしれない。まずは「不育症」の知名度が上がり治療に繋がる人が増えることを願います。
3、もちろん、わかってあげられる部分は多々ありますが、当事者である本人たちとは立場が違いますから。無制限に行政が支援しろという部分だけは、ちょっと違うんじゃないかなと思いました。どうしても子どもをつくらなければいけないわけではありませんし、困っている人たちは何も不育症の人だけではないので。出産に限らず、社会全体の福祉がうまく回るための税の徴収元である国民を増やそうという観点で、少子化対策の一環として採算がとれるぐらいの支援であることを、私としては望みます。
繰り返しますが意見は立場によって変わりますので、これだけが正しい答えなどとは口が裂けても言いません。そうしてほしい、そうしてほしくない。だって自分とは事情がまったく異なる他人のことまで考えて、負担を割く余裕はないから。お互い様のことだと思っています。
4、昔と違って女性で専業主婦の方は減ったし妊娠したからといってまだまだしっかり休みをくれる企業は少ない流産になる要因は様々あると思うが環境を整えてあげて女性が安心して子供を産める環境を作ってあげてほしい。普通に子供を産むって凄い事ですからね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/41e3c8e9479f917b8d71baf37f78626203a95b2b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]