日立製作所は、国内の白物家電事業を手がける日立グローバルライフソリューションズ(GLS)の売却を検討していることが分かった。この決定は、鉄道など収益性の高い事業への経営資源集中を目的としたグループ構造改革の一環である。日立GLSは冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどを製造しており、栃木市と茨城県日立市に製造拠点を持つ。しかし、デジタル技術を活用した継続的な収益を生み出すことに力を入れる中で、白物家電はデジタルサービスとの相乗効果が薄いと判断された。
現在、韓国のサムスン電子やLG電子をはじめ、トルコや中国の企業も買収意向を示しており、日立は10月に交渉先を絞り込み、12月に最終決定を下す予定である。
日立の決定は、企業の未来を見据えた選択として理解できますが、その影響を受ける従業員や地域経済の現状を無視することはできません。特に、従業員の雇用保証やブランド維持が条件となっているとはいえ、事業の売却が及ぼす長期的な影響を考慮しなければなりません。
このような大規模な事業の再編は、企業の成長戦略として有効であっても、地域社会への影響や従業員への配慮が欠けてしまうと、より深刻な問題を生む可能性があります。企業の成長戦略を進めつつ、地域社会や従業員への配慮を強化し、支援策を講じることが不可欠です。
ネットからのコメント
1、パナソニックあたりが買収して欲しかったが自身も火の車だろうから無理か、世界最強だった日本家電も三洋を始めハイアールに買収され東芝の家電は美的集団にテレビのレグザはハイセンス、シャープは鴻海にNECと富士通のパソコン部門はレノボに売られました。
日本人が使う家電の多くが中国資本になりました。これで良かったのてしょうか?確かにトランプ関税は問題が多いが国益を守るという点においては考えさせられるが、皆さんどう思うかな?
2、化成、金属、マクセル、建機に物流、次は家電か。ハイテクも事業切り売りしているし。就活の時に日立グループと言えば名門だったけど、当時これらの企業に入った同期はどうなったのだろう。この木なんの木のCMも、ロールが一瞬で終わる時代になるかもね。
3、日本の家電ブランドがまた一つ海外資本に渡るかもしれないって、やっぱり寂しい気持ちになるよね。かつて世界を席巻した「ジャパン家電」は、今や次々と外資に吸収されてる現実…。もちろん時代の流れで収益性重視になるのはわかるけど、日立がモノづくりから離れていくのは、地元や現場の誇りが削られていくようにも感じる。せめて雇用とブランドの魂だけは守ってほしい。モノづくりの灯、消さないで。
4、日本メーカーの名を冠していても、主要部品は外国製って製品が増えてます。中国、韓国等に押され、全て日本製では利益が出せない時代なんですね。
大企業日立は一見地味だけど、先見性がある企業だから動きが速い。危機管理能力は高い企業だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/49d7f95d8bacee86fbbda40f200f3fb2fed83eda,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]