アメリカのトランプ大統領は、イラン政府が反政府デモ参加者800人以上の処刑を中止したことに対して「敬意を表する」と発言しました。この言葉は、軍事行動も辞さないとする従来の強硬な姿勢を若干軟化させたものでした。トランプ大統領は、自らの判断で処刑中止が決定に大きな影響を与えたとし、他国の説得によるものではないと強調しています。これに先立ち、ホワイトハウスのレビット報道官は処刑が続けば「重大な結果」をもたらすと警告し、軍事行動の可能性を排除していませんでした。イスラエルやサウジアラビア、カタールなどがイランへの攻撃自制を求めていたとの報道に対しても、トランプ大統領は影響を受けていないと述べました。

これは「批判型」に該当します。
イラン政府による800人以上の処刑中止は、一見すると人道的な決定のように見えますが、そもそもなぜそのような大量処刑が計画されていたのかという根本的な問題には目を向けなければなりません。
政治的抑圧が常態化しているイランでは、公的な司法制度や表現の自由が著しく欠如しています。このような国際的な非難を浴びる行為は、イラン政府の人権意識の欠如を露呈しています。現状改善のためには、まず国際社会が連携し、イランへの圧力を通じて透明性のある公正な法制度を促すことが必要です。また、国際的な監視団を派遣し、処刑や人権侵害の実態を明らかにすることも急務です。加えて、イラン国内の人権活動家や民主化運動を支援するための資源投入も検討されるべきです。このような努力がなければ、人権侵害は繰り返される可能性が高いのです。国家の無法状態が続く現状に対し、国際社会と共に揺るぎない価値観と正義を求める声を高めなければなりません。
ネットからのコメント
1、これは本心からの態度なのか、それとも外交的な駆け引きなのか、今までが異常とも思えるほどの強硬姿勢だったから、少し態度を軟化させたからといって、トランプさんの本質が変わったとは思えません。処刑の中止はもちろん歓迎ですが、それを理由に軍事圧力を緩めたり強めたりする判断が、個人の裁量で大きく揺れるのは不安です。
これで本当に落ち着くのか、まだ予断は許さない状況だと思います。中東情勢は言葉ひとつで動くほど単純ではなく、周囲の国々への影響も冷静に見ていく必要があると思います。
2、今世紀に入ってからアメリカはアフガニスタン、イラクとの戦争だけでなくウガンダ、ソマリア、リビア、シリアなどの様々な内戦に介入して、独裁政権や軍事政権を打倒している。しかし軍事作戦としては成功しても統治が成功したケースはない。このような国々に民主主義や普通選挙を押し付けても、民主主義の土台がないためすぐに力による統治に逆戻りして内戦状態になったり無政府状態になって国家の体を成していない国も多い。イランについても現政権の打倒に成功しても、国家の崩壊を招くだけなので介入しない方が賢明だと私は思います。
3、「力による外交」の成功を国内外にアピールし、軍事介入の瀬戸際で事態をコントロールしようとする政治的演出です。トランプ大統領の「敬意」という言葉は、単なる和解のサインではなく、「自分のルールに従うなら平和、そうでないなら破滅」という、トランプ流の冷徹な「ディール」です。
トランプ大統領が使う「敬意(Respect)」という言葉は、対等な関係へのリスペクトというよりは、「俺の引いたライン(警告)を越えなかった賢明さを認めてやるよ」という、極めて上位者的なニュアンスが含まれていると思います。この「敬意」は「従属への評価」であり、「継続的な服従」を前提としたものです。もしイラン政府の虐殺が確認されれば、「敬意に値しなくなった」として、瞬時に「手のひらを返す(攻撃に転じる)」布石です。イランにとって「一度譲歩したら、次も譲歩を迫られる」という蟻地獄のような外交の始まりを意味ています。
4、トランプさんは美談のように言いますが、どう考えてもアメリカが悪いと思います。核合意を一方的に離脱し、ソレイマニ司令官殺害テロ事件を犯し、主権国家イランの核関連施設を勝手に破壊したアメリカ。アメリカにだけは、宣戦布告もなくいつでも他国に領空侵犯して自由に空爆して破壊したり人を殺す事が、何か特権として国際的に認められているのでしょうか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb1b576711b3045bba3828413eaecb1614f3862c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]