美浜町の戸嶋秀樹町長は4日、関西電力の水田仁原子力事業本部長と面会し、同町での原発新設に向けた地質調査の実施を容認する意向を示した。町長は地域の理解を得つつ進めるよう求め、引き続き丁寧な説明をお願いした。関電は次世代型原発「革新軽水炉」の建設を検討しており、安全性を重視しつつ地質調査を進める予定。今後数年をかけて地盤調査を行い、候補地の絞り込みを行う計画だ。
この動きは、原発建設に賛成する声もあれば、反対する声も強く、地域住民や福井県全体の合意形成が問われる時期に来ています。最も重要なのは、住民の不安を軽減し、安全性の確保を最優先することです。関電は計画を進めるにあたり、地元住民との継続的な対話と説明責任を果たすべきです。しかし、進行中の調査や計画段階では、まだ具体的な情報が少なく、実際のリスクや影響を正確に評価することは困難です。政府や電力会社には、環境や住民生活に及ぼす影響を十分に考慮した上での慎重な判断が求められます。
また、こうした大規模な計画は地域経済や生活に深刻な影響を与えるため、進捗がどれだけ透明であっても、疑念や不安を払拭するためにもっと具体的なデータと説明が必要です。原発に依存しない社会のあり方について、今一度真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、既に原発が立地しているわけですし、フクシマ以降の原発建設は世界一厳しい基準での徹底的な安全確保と管理がされるはずでしょうから、今後の電力需要の高まりなどを考えると妥当な判断なのでは。危険がないわけでは無いが、再生可能エネルギーなどではベース電源には不安定過ぎる。原発の新設を支持します。
2、原発が安全であるのなら、送電ロスを考えて大都市の隣に作れば良いと思います。例えば、東京湾や大阪湾といった場所に原発を作れば、送電ロスを少なく出来ます。ただ、古くはスリーマイル島やチョルノービリ(チェルノブイリ)での原発事故、近年では福島第一原発の事故を考えるに、やはり原発は安全と言い切れないというのが現状だと思います。原子力発電の歴史を見ると、過去の事故は無視できません。
電力会社は原子力発電所は安全だという主張をするのだと思いますが、想定外というのは発生すると思いますし、福島第一原発では実際に起こりました。原発の新設に当たっては、「絶対に安全」という一面的な説明ではなく、「もし事故が起こっても」という、事故の発生を前提として、そこから人々の安全をどう守るかという説明が求められると思います。
3、こればかりは、あくまでも当事者自治体と住民の判断。受け入れは前向きに検討しつつも、丁寧な説明と住民の理解を求める姿勢はおかしくないと思う。あくまでも安全性に問題はないとの前提なのだから、そこは関西電力が責任を持って負担すべきだし、どこまでが不測の災害なのかは徹底的に詰めるべきだろう。原発という国策に関わる問題なのだから、国としても民間不介入で逃げずに安全性を主体的に関わって検証して、国としても安全性を担保すべきだと思う。
4、原発を受け入れるのが民意だというなら、事故を起こした時も仕方ないと受け入れてもらって、補償などをやめてほしいです。原発は一度事故を起こすと数十兆円単位の多額の金がかかり、原発で得したんだーという金額など簡単にふっ飛んでしまいます。
地震大国でコスパ悪いとしか思えないのですが、それでも推進するというなら、福島原発の処理費用と今後の事故の処理費用は推進派に持ってもらいたいものです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9485d15a9c1141255b2d465eadcbb84675531039,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]