第一段階:概要
2025年7月24日夜、カンボジアとタイの国境付近で両国の軍が衝突した結果、カンボジア政府はタイ軍による砲撃や空爆で世界遺産であるヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」が被害を受けたと発表した。カンボジア政府はこれを無差別攻撃とし、強い非難を表明。さらに、文化財を戦争の対象にしないことを規定したハーグ条約に違反していると指摘し、戦争犯罪の可能性があるとして、世界遺産に対する軍事行動の即時停止を求めている。
被害の詳細として、遺跡の敷地内に穴が開き、構造物の一部が欠け、破片が地面に落ちていたことが確認された。
第二段階:コメント(批判型)
今回のカンボジアとタイの軍事衝突による「プレアビヒア」の被害は、国際社会にとって決して許容できない問題です。文化財を攻撃する行為は、単なる戦争の一部ではなく、歴史と文明の破壊に他なりません。特に、ハーグ条約に違反している点が深刻であり、戦争犯罪に該当する可能性も高いことは、許しがたい現実です。
文化財を保護するためには、まず国際社会の監視機構を強化し、軍事衝突の際に歴史的遺産を守るための実効的な措置を取る必要があります。
例えば、戦争中の文化財攻撃に対する厳罰化、紛争地域での文化遺産保護部隊の派遣、また、関係国への教育と啓発を強化することが求められます。
我々は歴史と文化の価値を守るために、どんな手段を講じるべきかを真剣に考えるべき時です。いかなる理由があっても、文化財への攻撃を容認してはいけません。このような行為は、単に過去を傷つけるだけでなく、未来の世代に対しても重大な損失を与えるのです。
ネットからのコメント
1、世界遺産に登録されるところだった国境付近の寺院の周辺の領土問題を巡っておきた国境紛争とそれに起因する軍事衝突で、別の世界遺産の寺院が破壊される。これほど空しい戦いはない。人間には交渉という手段がある。確かに戦争は外交政治の延長上の手段だが民間人の生命や貴重な遺産を破壊する最悪の手段だ、やられたらやり返すではなくまず交渉が先だ
2、プレアビヒアはアンコールワットやアンコールトムと並ぶ、アンコール朝の歴史的な傑作です。軍事衝突は長い間続いており、衝突による被害はこれが初めてというわけではなく、ロケットランチャーによる崩落や、いくつもの着弾痕が確認されます。
アンコールワットに残されたカンボジア内戦の傷跡と同じように、傷つくカンボジアの世界遺産が、現代のかの地を取り巻く状況を物語っています。
3、タイとフランスが国境を決めた際にフランス側が誤った地図を作成したことで、本来はタイ領になるはずだった同地がフランス(現カンボジア)領になってしまった。ただ、その事に気付いたあともタイ側は抗議をしなかったこともあり、国際司法裁判所でもカンボジア領と認定したので、あとからタイがゴネてもどうにもなりません。
4、昔から小競り合いはあったけど、今回久々に死人が出た。それで揉めてるけど、それでも軍同士だった。今回カンボジア側からの病院標的にした攻撃で死傷人が出たのは非常にマズイと思う。宣戦布告も無しな上に病院攻撃はマズイ。タイ側が報復しても文句言えない。そしてさらにマズイのがカンボジアのバックには中国がいる。中国介入の口実は与えないように。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/19d9ca3741e2e26dd60aebcf8df5f33682a6e7eb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]