2023年の戦後80年に合わせた談話発出を見送る方向となった石破茂首相について、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「80年談話を出すべきだった」と主張しました。玉川氏は「戦争の記憶の風化防止」を理由に、「10年ごとに談話が出されており、出さない場合には理由が必要」と述べました。石破首相も「風化を避けるため、談話発出は必要」としつつ、内容やタイミングに焦点を移していると示唆しました。
番組で解説した佐藤千矢子氏も同様に、「記憶の風化や歴史の書き換えを避けるという理由で談話を準備すべきだった」との意見を述べています。
今回の問題は、日本の歴史認識と戦争の記憶に対する政府の姿勢を巡ります。談話発出の見送りは、戦後の反省を再評価しようとする声を掻き消しかねない。本質的な問題は、戦争の記憶を風化させず、歴史を正しく後世に伝える意識が欠落している点にあります。解決策として、まず、教育現場における歴史教育の強化が求められます。次に、定期的な政府声明を法制化し、歴史的節目ごとの政府発表を制度化すべきです。さらに、民間と連携した戦争体験の記録保存と共有を促進する機関の設立を提案します。過去の教訓を伝え続けることは、未来をより良くするための責任です。風化を許せば、同じ過ちが繰り返される可能性を持ちます。
ネットからのコメント
1、玉川さんの意見としてはそれで良いのですが、ネットでの意見は大多数が「戦後80年談話は出すべきでない」だったので、盤石の政権基盤でない現状で、「出せ」というのは酷ででしょう。それといつまで「戦後」なのかもあります。80年たつと、戦争を経験した国民が殆どいなくなります。そこで「談話」を出しても国民が評価できません。戦後より今後の日本のことの方が切実な問題です。
2、安倍談話でお詫びや謝罪の使命を負わせないという明確なビジョンの立派な談話であり、もうこれ以上の談話など出す必要性はないと思います。その談話内容に村山元首相や立憲の岡田幹事長は『誠意がない』だの『他国からの批判は免れない』だのと痛烈に批判されておりました。お詫び談話を出し続ける事がさらなる外交軋轢、補償問題が永遠に終わらない事に本当にもういい加減気付いてほしいですね。
3、この番組の人たちが言う「国民」って何なんだろう。少なくとも日本国民の半数以上はこの番組の主張を支持していないと思う。村山元総理の50年談話をやたら評価し、安倍元首相の談話の子や孫に謝罪を続けさせたくないということを批判していたが、50年談話がどれほど国益を棄損してきたか分かっているのだろうか。
日本の尊厳を棄損することで職を得てきたり立場を保ってきたりした人が大勢いるが、その人たちにとって安倍談話が邪魔なんだろう。でも、その立場で番組を作っていると、いつまでたっても批判ばかりだと思う。
4、出すべきでない理由は簡単です。安倍談話は、半年かけて、有識者を交えて練りに練って、閣議決定をして談話を出した。過去の反省と共に未来志向で、子孫たちに未来永劫謝罪外交を押し付けなくて良いという、非常にバランスの良い談話。これを蒸し返して謝罪外交に戻る事は国益を大きく損なう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/79073114872b2dab6ef5b0d8f559d15eca06797b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]