2025年8月12日、SNS上で政治的・社会的テーマに関する「犬笛」的呼びかけが拡散し、特定人物や団体への過激な批判や根拠のない噂が広がった。広陵高校の甲子園辞退を巡っては、真偽不明の情報が流布され、ついには爆破予告という犯罪に発展。過去にも常磐道あおり運転事件や東名あおり事故で、SNS上の虚偽投稿が刑事罰や損害賠償につながった例がある。
確証なき投稿は、発信者自身が法的責任を負う危険を孕んでいる。
SNSでの「犬笛」は、一見正義を装いながら、根拠なき怒りを煽り、無関係な人を社会的に追い詰める危険な行為だ。問題の本質は、事実確認を軽視する文化と、承認欲求に駆られた拡散行動が制度的に抑止されにくい現状にある。これを防ぐには、①SNS事業者による誤情報拡散の早期遮断機能の強化、②学校や社会教育でのデジタルリテラシーの義務化、③虚偽拡散に対する迅速かつ実効性のある法的措置が不可欠だ。真実を軽んじ、感情の奔流に身を任せる社会は、いつでも他人を犠牲にする。正義とは、怒りを共有することではなく、事実に基づき冷静に行動する覚悟だ。
ネットからのコメント
1、一番やってんのメディアなんだけど問題視されないし、それが原因で問題が起きてもいつの間にか被害者側に立ってる扇動されやすい人間を焚きつけて遊んでいるように感じる
2、たしかに炎上と言われるような、SNSで一方的に誹謗中傷した挙句に別人でしたといった事例はあり、非常に問題だとは思いますしかしそれは記事にあるように、問題なのはSNSだけではないのではないでしょうか?テレビや新聞でも誤報をしたうえで、人生を壊された人はたくさんいると思いますが、それに対しての補償はされていませんし、また批判(テレビからしたら自己批判ですが)などもされていませんメディアを含めた全体的な警鐘ならばわかりますが、自分たちを除いているのがいかにも納得感がありません
3、必ずしもテレビの情報が真実とは限らないテレビの都合に踊らされて誰かを叩いたりあなた自身が全く関係ない話に首を突っ込んで誹謗中傷をしない様にわからない事にはコメントしないようにしましょう。1万いいねがあってもそれが事実とは限らないし特に分断が起きている問題は分断になる理由がありほとんどは力の強い発信者に問題が有ります。
4、今回の選挙でも、民放のアナウンサーが特定の政党に投票しないように仕向ける 『犬笛』を吹いているように見受けられる場面が見受けられました。これからの時代 テレビ、ネットとも何が正しいか 自分で判断することが求められる時代がやってきたのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/4968fae85a11edeea8d6dd199ccce13e3e2bcdc0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]