2026年7月、ウクライナのゼレンスキー大統領はシルスキー軍総司令官を解任し、6月に統合司令官に就任したミハイロ・ドラパティ氏を後任に任命した。同時期に国防相フェドロフ氏の更迭を巡り、首都キーウなどで6日間連続の抗議デモが発生。軍と国防省の対立解消が狙いとみられる。
戦時下の国家で、軍改革を巡る内部対立が表面化し、市民が連日抗議に動く事態は極めて深刻だ。問題の本質は、戦争遂行の名の下で意思決定の透明性や組織間の信頼が損なわれている点にある。軍調達の不透明さや改革への抵抗が残れば、兵士や市民の負担だけが増え、敵に利用される隙を生む。必要なのは、第一に軍調達や人事判断の公開性を高める制度整備、第二に軍と国防省の権限範囲を明確化する仕組み、第三に市民への説明責任を果たす定期的な情報公開である。戦時だからこそ権力を集中させるのではなく、信頼を守る統治が求められる。外敵と戦う国家が内部の不信で揺らげば、最大の損失を受けるのは前線の兵士と国民だ。強い国とは、批判を封じる国ではなく、批判を受け止めて改善できる国である。
ネットからのコメント
1、でもどうなんだろう?確かにドローン戦術は効果を上げたけど全体の戦略は別だと思うんだが実際に動員して軍を動かすのは綺麗事だけじゃない、汚い事が付き纏う(動員拒否に賄賂、強制…)それら清濁を飲んで動かす事が出来る人材が居るのか?軍が汚いとか政府の体質などは常に言われるのがロシア、ウクライナだけどその体質は簡単には変わらない、それをなんとか強引にでもねじ伏せて継戦出来る力を持てるか新司令官には求められる
2、民衆の抗議を抑えられるようゼレンスキーは腐心しているのだろう。ロシア、中国であればデモを弾圧するのみだが今のウクライナは違う。反転攻勢が功を奏している一方でロシアによる民間人の犠牲者は昨年比38%も増加しており、兵員の募集も苦戦している。今は国民の理解と協力が不可欠だ。今後のフェドロウの起用を含め総力戦で臨める態勢の立て直しを期待したい。
3、フェドロフ前国防相(35)は、省内の使途不明金など、およそ3000億フリヴニャ(約66億ドル)の損失を見つけ、この半年間で、かなりの省内財政など改革を行なって貢献している。
そういうことからも国民から絶大な人気を得た。以前から、汚職だらけだったウクライナ政府に風穴を通した人物だっただけに、その更迭は大変惜しい。シルスキー前総司令官との対立ということだったが、そうした汚職をあばいたことが原因だったのか…?いずれにしても、今このタイミングでやることではなかったのではないか。今後、ウクライナ軍部に弱体化を招く要因にならないことを祈る。
4、日本人は未だに「ウクライナはゼレンスキー大統領を中心に一丸となってロシアに対抗している。」と信じていますし、メディアもそのように報道しています。そして「ロシア国民はプーチンを支持していない、ロシアはすでに内部崩壊している。」という報道ばかりがなされます。ただインターネットが普及した現在では、ウクライナ国民の方がよほどゼレンスキーを支持していないということを(日本と欧州以外の)全世界は知っています。これって戦時中の大本営発表と何も変わっていない、と思うのは私だけでしょうか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b4cc12dd66f0dd1083464869252a33a964e7bd94,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]