2023年10月20日に発足した高市総理の臨時国会が閉会し、「議員定数削減」を巡る日本維新の会との連立合意は次年度に持ち越しとなった。経済対策を進めた自民党だが、維新との連携で定数削減法案の成立はならず、維新は自民に振り回され失望感を強めた。自民は維新以外の無所属議員や公明、国民民主と連携し、衆参で過半数を確保した。維新の企業団体献金や社会保障改革の要求は自民の圧力で頓挫し、維新の改革案は今後も試練を迎えるだろう。

維新と自民の連立は、双方の力関係と絶え間ない摩擦によってその行方が注視されています。この議員定数削減の議論は、制度の改良どころか土壇場での背景を見せるだけに留まりました。まず、この異形の連立政権における議論の不振を鮮明にする必要があります。議員定数削減の意義は、「身を切る改革」として行政の信頼を回復する方策とされたが、野党や自民党がこぞって反発を示してきたことが問題の本質です。背景には、自民を中心とした公明との連携解消から生じた権力、献金による支配構造があります。解決策として、まず透明な経済規制の強化が求められる。次に、党派を超えた議論による合意形成が必須です。そして、国民への広範な公開評価システムを導入することで政治の透明性を確保すべきです。この連立が続く限り、維新が公明以上の成果を出すには、自民との競争力を増強する新たな戦略が不可欠と言えるでしょう。

앙

ネットからのコメント

1、はっきり言って維新はもう用済みだろう。連立離脱するぞというならすればいい。閣僚も出さず、ちょうどいい場所から無責任にやいのやいの言ってるだけの維新に説得力などない。国会での動議も強引かつ無礼極まらないものだったし、「身を切る改革」と謳いながら国保逃れで私腹を肥やすなど、とてもまともな政党とは思えない。

2、裏金問題や政治資金規正法への抵触者の数から言って、自民党と身を切る改革や政治倫理改革は相容れないものなのです。維新の会ははっきり言って自民党を見誤ったとしか言い様がないと思います。連立に当たっての合意は、自民党が最優先としたのは政策の一致ではなく保守議員の数合わせです。その頭数が揃い国民民主との感触が良好なら、自民党の急所を探る政策を掲げる維新の会は御用済みとなるのは必然と言えば必然です。ここまでは連立合意をするに当たり容易に想像できた筈ですが、関西関連の維新の会への野望は捨てきれず、政権与党の色気に負けたのが実情だと思いますね。維新の会が身を切る改革に邁進し改革政党として存続したいのなら、少なくとも政治倫理的に言って対極に位置する自民党と袂を分かつ必要があるのだろうと思いますね。

3、維新は元々企業献金に対して一番厳しい政策を訴えてきた政党です。それが与党に入った途端トーンダウンして議員定数削減なんて論点ずらしで自民維新に有利になるような提案をしてきたという印象。政権離脱してまずは維新の問題議員の処分、企業献金規制に真剣に取り組んだほうが存在意義がある。むしろ今のままじゃ全く存在意義はない。

4、吉村氏は越権行為が多い気がする。大阪府から報酬を得ているのに国政への口出しばかりしている印象がある。首長といっても何らかの勤務規定みたいなものが必要なのではないか。職務専念義務もないのか。高市さんは総理大臣の職務だけで睡眠時間も少なく大変そうなのに府知事の職務はそれほど余裕があるのか？不思議だ。大阪府から報酬を得ているのに党代表の職務に専念しているのはと思えるほど毎日毎日国政に口出しをしているように見える。