TOTO株式会社は10月13日、ユニットバスおよびシステムバスの新規受注を停止した。同社の広報によると、イラン戦争によるホルムズ海峡の封鎖で、中東産ナフサの供給が滞り、有機溶剤の調達が困難となっている。これに伴い、製品の接着剤やコーティング剤の原材料不足が発生しているための措置だ。今回の措置の通知は取引先に同日付で行われたが、再開の時期は未定。TOTOの株価は報道を受け最安値8.8%減を記録。他メーカーでも、原材料調達や物流の不安定化への懸念が広がりつつある。

原材料不足が原因でTOTOのユニットバスとシステムバスの受注停止が現実となる中、この事態の背景となる供給網の脆弱性に警鐘を鳴らさざるを得ません。中東依存度の高いナフサ調達は、地域的混乱や地政学的リスクによって一気に崩壊し、さらに化学産業の冗長で複雑なサプライチェーンがボトルネックを形成しました。
この現状は決して一企業の問題に留まらず、建材業全体、ひいては日本の製造業が直面する構造的なリスクそのものです。
根本的な解決にはまず調達先分散の強化が求められます。中東以外のナフサ供給国との結びつきを深め、外交交渉による安定供給の確保が必須となります。また、接着剤やコーティング剤の代替材料研究を加速し、長期的なリスク回避を図るべきです。そして国内外における化学産業の物流基盤を再点検し、ボトルネック解消のためのシンプルで柔軟性の高い供給網構築を進めるべきでしょう。
この問題放置が続けば、将来的には単なる供給不足を超え、日本の製造業全体に深刻な衝撃を与えかねません。今こそ、小手先の対応ではなく、制度的改革と技術革新が問われています。現状を甘んじて受け入れるのではなく、そこから脱却する積極的な戦略の構築が求められる時です。
ネットからのコメント
1、これユニットバスだけではなくトイレも対象です。多くはLIXILに流れるでしょうが、TOTOは最大手ですから受け止める余力ないはずです。近いうちにLIXILも生産調整か停止になるのでは。
2、これでもなお政府は当面の影響はないと言い張るつもりだろうか建設資材はかなり広範に受注制限、出荷停止が生じてる例によって自称保守のインフルエンサーが養生テープはモノタロウで買えるとか言ってるけど、個数制限があったり、カートに入れたら出荷時期未定になるようなものは現場では何の役にも立たないんだよ商社や卸通して買えなければ終わり民間工事ならその辺のホムセンで買った資材でなんとかなっても、出荷証明や品質確認が絶対の公共工事ではそうはいかないしそういうお役所決まりを全部廃止してくれるなら別だろうけど
3、バスリフォームで昨日契約し6月頭施工日程まで決定していたが今日受注停止で再開も不明と連絡有りました。買い物中でしだがショックで何を買ったかもあいまいなまま帰宅して来ました。 TO TOの早期受注再開を願います。
4、防水の田島ルーフィング等も新規受注を停止しているので、今年は建築工事の新規受注が激減することになるでしょう。建設業界は団塊世代の大量離職と働き方改革で深刻な人材不足だが、このままだと、今年は仕事がなくて倒産する業者がかなり増えそう。
そうなると、情勢が正常化しても、業者が激減した状況になっており、当面、建設費の高止まりと着工待ちの長期化が避けられない。日本経済にとっても未曾有の打撃になる。リーマンショックが可愛く見える。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/278663628f9cfb845378a1cd2b857844d4664bda,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]