長野県立科町の「池の平ホテル エクセル東館」で食事をした高校生など353人中110人が、下痢や腹痛などの食中毒症状を訴えました。6月10日に複数の患者が発生し、佐久保健所が調査を実施。症状を呈した男女には東京都や千葉県、埼玉県の広い地域からの宿泊客も含まれていました。原因は調理従業員を含む便から検出されたウエルシュ菌で、保健所は19日から3日間の営業停止を命じました。7名が医療機関を受診するも入院は必要なく、全員快方に向かっています。県は、煮込み料理の適切な冷却や早期摂取などのウエルシュ菌予防策を呼びかけています。

ホテルビュッフェでの食中毒。この事態は単なる不運では済まされません。約3割の宿泊客が症状を訴えたことは、衛生管理の重大な欠陥の証左といえるでしょう。食品安全の基準や指導は存在するのに、従業員教育や温度管理など運用段階での徹底が欠如していたことが問題の中心にあります。
この背景には立科町や長野県の衛生関連施設の監査制度の甘さ、そしてホテル側の経費削減が絡んでいる可能性があります。
具体的な改善策として、まず提供側の調理後すぐの食品温度管理の徹底と、従業員向け衛生管理の再教育強化が必要です。また、保健所の監査頻度の見直しと、施設責任者への直接的な指導で確信を持たせるべきです。そして、同ホテルに限らず観光業界全体で、衛生管理基準を公的に再検証する動きを促すことが不可欠でしょう。
社会の基盤となる「安全」と「信頼」が揺らぐ状況下では、市民への衛生啓発を進めると同時に、このような事例を防ぐ努力を惜しまないことこそ、観光地の価値を守る道筋です。
ネットからのコメント
1、ウェルッシュ菌は嫌気性菌です。スチコン(スチームコンベクションオーブン)を使う厨房が増え、スチームで加熱するので料理をかき混ぜ無くても焦げずに仕上がるようになりました。しかし、かき混ぜ無い事が料理に酸素が生き渡らずに嫌気性菌であるウェルッシュ菌による食中毒が発生するのです。予防策としてガス台で加熱するのと同じくスチコンも調理中や出来上がりに料理をかき混ぜて空気に触れるようにすればウェルッシュ菌の増殖を抑え食中毒を防げるでしょう。
2、ホテルのビュッフェみたいに大量に調理して長時間提供する形式だと、どうしてもウエルシュ菌が繁殖しやすい45度前後になりやすいんだろうね。それにしても、110人もの人に下痢や腹痛の思いをさせておいて、たった3日間の営業停止で済むの? って感覚的には思っちゃう。徹底的に衛生管理を見直してほしい。
3、昔、子供の頃はカレーを大鍋で作って家族で食べて、それでも残るから、そのままフタをして翌日温め治して食べてましたが、そんな食中毒になった事無かったですね。そもそもウエルシュ菌なんて聞いた事も無かったですよ。オーソドックスな大腸菌とかは学校で注意する様に言われましたが。今は全てが清潔過ぎて抵抗力落ちてるのでしょうか。
4、高校生など110人もの方が症状を訴えられているとのこと、せっかくのホテルでの食事がこのような結果になってしまい本当に気の毒です。一刻も早い回復を願います。ビュッフェスタイルは大人数に一斉に食事を提供できるメリットがありますが、料理が常温に近い状態で長く置かれたり、トングの共有など、衛生管理のハードルが非常に高いシステムでもあります。
3日間の営業停止処分となっていますが、ホテル側には処分の期間だけでなく、原因となったメニューや調理・保管プロセスのどこに問題があったのかを徹底的に洗い出し、再発防止策を公表してほしいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15999ca2cdc32e266bc5f602cd222301b9a643e2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]