事件概要:
2023年10月、外国為替市場で円相場が1ドル=160円台後半まで円安が進行したため、日本政府と日銀は1年9か月ぶりに為替介入を実施しました。関係者の取材により、その介入金額は5兆円規模に及ぶ可能性があるとされています。この介入の結果、円相場は約4時間で5円以上円高に振れました。統計発表による当座預金残高の市場予想とのズレが、この介入額を裏付ける要因となっています。

コメント:
為替介入が示すのは、日本経済の明確な歪みと政策の進退問題です。5兆円もの巨額な資金を投入した介入は一時的な円安の抑制には成功したかもしれませんが、本質的な問題は解決していません。近年急激に進む円安の要因は、有事円売り、金利差拡大、経済成長の停滞など複数に及びます。
それに対するこの単発的な介入は、短期的な市場操作であり、根本的な対策を欠いています。
本質的に必要なのは以下の3点です。まず、財政健全化と経済成長戦略による円の信用強化。次に、金利政策の柔軟性を高め、他国通貨との競争力を取り戻す施策。そして、輸出依存の構造を見直し、国内需要を底上げする産業振興策が求められます。
一時の市場操作が、長期的な効果を生むことは稀です。今回の判断が次の世代にどのような負担を残すのか。日本経済が直面する課題を「本質」から見直すための議論が、今こそ不可欠です。
ネットからのコメント
1、しかし、日本国内の老朽化したインフラが若返るわけでも、食料自給率が上がるわけでもない。今日の日本は、実体のある富や価値を生み出す手仕事よりも、数字上の操作や実体のない会計テクニックばかりが過大評価される歪な社会構造に陥っているようだ。本来生きるための知恵とは、単なる知識ではなく、目の前の現実に対して、自分の手で正解を出せる力だった。帳簿上の数字をいじり効率化を謳い、結果として現場のレジリエンスを削いでいく人々。
それでは仕組みに乗っているだけで、それが壊れた時には何も出来はしない。物理的な解決力こそが、本来の社会の主役であるべきで、生きてゆくのに必要なことだ。
2、日銀も利上げは見送り、1ドル160円を付けて介入をしても直ぐに押し戻されていますし、日銀もしれっと今年のインフレ予想値を引き上げています。円安の進行とホルムズ海峡封鎖の供給不足、日銀もこのままだと国内でのインフレが予想以上に進む事を意識したのだと思います。
3、為替介入は一時的な効果は期待できるが、対処療法であり効果は長続きしない。過度な円安の根本原因は日米の金利差であることは明らかだし、高市政権の失政もあってインフレが加速している状況なのだから、日銀は速やかに金利を上げてこれ以上の円安を防ぐとともに、インフレを抑えにかかるべきだ。
4、為替介入はほんの一時的な効果しかない。それに5兆円も外貨準備を使ってしまった。しかも運用している米国債は、アメリカの了解なしに売ることは出来ないから、いずれドル売り介入は限界を迎える。それよりも金利を引き上げるべきだ。
円安是正には金利の引き上げと、政府債務の縮小が必要だ。日銀を政府の奴隷にして、低金利を維持させること自体が間違っている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba39ef168f08fc2640528708531493158b183a94,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]