台湾最大野党・国民党の鄭麗文主席が2024年4月7日から12日に、中国の習近平国家主席の招きで江蘇省、上海市、北京市を訪問し、会談する見通しです。共産党と国民党トップの会談は2016年以来、10年ぶりの実現となります。鄭氏は昨年11月の就任以来、中国との対話を推進し、習氏との会談を模索していました。この対話を通じて、中国側は台湾独立派の民進党政権に対する牽制を図る意図があるとも見られます。鄭氏は「戦争の危機は必要ない」と記者会見で述べ、両岸平和と地域安定への貢献を訴えました。

この件は「批判が必要」と判断します。
台湾の野党党首が中国との会談へ赴く中で、両国の緊張はほとんど解決される兆しを見せていません。台湾独立派への敵視を明言しながら、表面的な「平和」の追求を掲げる中国の姿勢は矛盾に満ちています。問題の背景には、台湾の主権を認めず、斉等な関係構築を拒む中国の外交政策が横たわっています。
また、国民党によるこの対話路線が台湾市民の意志を十分に反映しているか、大いに疑問が残るところです。
解決策として、まず台湾政府は国内での独立と連帯の重要性を再確認し、市民主体の平和構築のモデルを確立すべきです。次に、国民党、民進党を含めた国内政治家は、中国との対話における透明性を確保し、交渉内容を厳正に公表すべきです。最後に、国際社会との連携を強化し、民主国家群との同盟を構築することで、台湾の安全を強固にする必要があります。
価値観の対比で見ると、無理な力を背景にした「平和」には本質的な安定が存在しません。本当の平和は、対等な立場による相互認識から生まれるべきです。この会談が一時的な外交の演技に終わらないよう、厳しい監視と確かな行動が必要です。
ネットからのコメント
1、皮肉なものですね、かつて中国を二分した内戦の当事者同士である中国共産党と中国国民党が手を組むなんて。 まあ「手を組む」というより、中国共産党による長年の工作活動によって中国国民党が懐柔させられて「敗北」した、と言った方が正しいでしょうか。
日本も他人事ではありません。 覇権主義勢力による工作活動が近年加速しています。 鉄砲や爆弾によるドンパチだけが戦争ではありません。 敵は長い時間をかけてジワジワと政治経済を侵蝕している現実を直視して対抗する勇気を持たねばなりません。 我々の子孫の未来を護るのは我々自身の責務です。
2、かつては中国本土を支配し、日本軍との持久戦を戦い抜き、敗れたとはいえ解放軍と戦った中国国民党も落ちぶれたものですね。中国政府の露骨な頼政権への揺さぶりにわざわざ乗ってひょいひょいと習近平に会いに行くとは。台湾はそれこそ国民党の李総統が根付かせた民主主義が生きており、中国政府の独裁政治とは相容れない。台湾統一を狙う中国政府とは距離を置いて付き合うべき。
3、当然と言えば当然ながら台湾とて一枚岩ではなくこうした勢力がいる事は改めて嘆かわしい限りです。今後の統一地方選や総統選を含め台湾がどのような経過を辿るのかは分かりませんが、個人的には今のままの台湾でいつまでもいてほしいと感じてなりません。
4、日本人は割と勘違いしている人も多いが、台湾人の全員が独立したい訳では無い。
現状維持派が大多数で、それは既に「台湾は独立国家」と言う意識の表れでもあるようだ。もちろん、国際的に承認される独立を目指す人達もいるし、中国への帰属を求めている人もいる。ここらへんを見誤ると、日本は対応を間違えることになる。台湾が現状を望む以上は、日本は変に波風を立てず、なるべく現状維持が続くように配慮するべきだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/005410d9e00aa6c6a7abce677d1db9e12389de54,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]