広陵高校の野球部は、部内での暴力事件やネット上での誹謗中傷を受けて、2025年8月、甲子園大会2回戦への出場を辞退しました。これを受け、元プロ野球選手の金村義明氏はラジオ番組でコメントをしました。金村氏は、「みんな不幸になる」とその事態に深い悲しみを表し、特に暴力を受けて転校した生徒とその親に心痛を感じたと語りました。金村氏は、自身の息子たちが高校で野球をしていた経験を踏まえて、繰り返される高校球界内の暴力問題に憤りを覚えている様子でした。

金村義明氏の発言が示すように、この問題の背後にあるのは、学校とスポーツ界の深刻な構造的欠陥です。暴力が繰り返され、その結果として個々の選手が傷つき、最終的には大会出場という大きな機会を失うことになる。これは単なる一件ではなく、教育機関におけるスポーツと指導体制における大きな問題を浮き彫りにしています。

このような事態を回避するために、まずは学校側がスポーツ指導における暴力を根絶するための強力な監視と教育プログラムを導入することが急務です。また、暴力が発生した際の早期発見と迅速な対応ができる体制が必要です。さらに、スポーツ界全体で、選手個々のメンタルヘルスを守るための支援体制を確立すべきです。制度的に守られるべきは、選手の権利と健全な成長の環境です。暴力は決して許されないことを、今一度強く社会全体で確認し合う必要があります。

ネットからのコメント

1、転校した被害者が広陵関係者に逆恨みされないか心配だね。学校サイドが最初から潔く辞退していればここまでにはならなかっただろうに。1回戦に勝ったから更に非難が増したような気がする。負ければよかったとは言わないので辞退が賢明な対処だったと思うよ。

2、金村さんのコメントの通り。報道された内容の通りなら隠れての飲食は悪いけど、それが先輩部員による暴力行為になる理由にはならない。気付いたなら監督、部長、寮母に報告すれば良かった。監督は甲子園に出るために転校した被害者の元部員より暴力を振るった部員を選んだことになる。

3、野球とは違うけど、飲食店のキッチンなんかも先輩のいうことは絶対だ、というのがあった。今はそんなこともないだろうけど、昔のキッチンでは、先輩に怒鳴られ、時には手も出されたのが多かったよ。それはそれで悪いんだが、もっと悪いのが「それが伝統だ」と、下っ端の頃にやられた面々が、上に立った時に後輩に同じことをやること。どこかで、それが「悪しき慣習」だと気づいて改めることがなければ、同じことがまた起きるよ。

4、金村さんの言う通りだから世間は学校、監督ほか関係者を批判する。誹謗中傷がメインではなく批判が多い。被害者を全力で守ろうとした姿勢は自分は感じることは出来ない。学校は誹謗中傷だと問題をすり替えようとしているように見えてしまう。校長、監督は一切の責任を負う気は全くないのでしょうか？まるで自分達が被害者のような会見には呆れた。監督も表に出て来て説明責任を果たすべき。いじめ防止対策推進法のガイドラインに沿って学校が適切に対応していない場合はいじめ防止対策推進法違反も視野に広島県警察、所轄する広島県、文部科学省には厳しく調査を行って欲しい。処分が必要な場合は法人の認可の取り消しや補助金全額カットなど厳しい処分を望みます。地元紙も流石に大きく記事が出たが爆破予告などをメインに掲載しているように見えた。一連の対応がどうだったのか、専門家の意見を掲載するべき。問題をすり替えてほしくない。