Aさんの夫は、高校野球中継で読みづらい名前の選手を複数挙げ「キラキラネームばかり」「親のセンスどうなってる」とSNS投稿。お盆休み中の出来事で、フォロワー数は少ないと油断していたが、投稿は数時間で拡散し「大喜利」状態に。新たな選手名や保護者への中傷が相次ぎ、夫妻は慌てて削除。総務省の令和6年度調査では、違法・有害情報相談件数が6000件超。

専門家は、事実確認前の情報拡散や個人名を伴う中傷が深刻な人権侵害を招くと警告している。

SNSの軽率な発言が、個人の名誉と人権を踏みにじる火種になる現実を直視すべきだ。今回の事例は、匿名性や少数フォロワーという油断が、わずかな時間で数百・数千人に届く危険性を示した。問題の根は、ネットリテラシー教育の不足と、法的リスクの認識欠如にある。まず、学校・職場での必修的なSNS教育、自治体による無料相談窓口の周知、プラットフォーム側の拡散制限や通報機能強化が急務だ。人を笑いものにして得られる一時の盛り上がりは、社会の信頼と品位を削る。言葉は武器にも毒にもなる。その扱いを誤れば、自分自身の未来をも切り裂くことになるのだ。

ネットからのコメント

1、人につける名前は,子どもらしい名前ではいけないのです。

じいさんばあさんになっても恥ずかしくない名前をつけるべきです。名前はその家庭の教育方針が表れます。あまり奇抜な名前をつけると,教育方針なんかなくて流行りやノリで人を育てていくのだなと受け取られます。いじめや就職難など,必要以上の差別に遭う確率が上がります。

2、今の高校生は、「キラキラネーム」という単語が浸透する直前か直後の世代じゃないでしょうか。これより下の世代は、「キラキラネームが恥ずかしい」という風潮が若干ですが広まり、逆にちょっと古風な名前が増えている感じがします。

3、子供の名前に想いや願いを込めるのは自由だが、世間や周りの人達が受け入れるかどうかは別問題だ。キラキラネームと言われて久しいが、光宙(ピカチュウ)とか連想ゲームのような名前は許可できないようにした方が良い。あと、暴走族のチームのような当て字の名前もどうなの？と思う。私は50代だが、名前で差別はしないつもりだ。しかし、人間性が分かるまでは多少の壁は作らせてもらいます。

4、先日、母も言ってました。高校球児の名前が読めないと。ただ、ABC朝日放送ではふりがなをつけて放送してると教えてもらいました。

子供いるから名前には想いがあるから否定するつもりがないですが、漢字見てすぐに読めないような名前はどうなのかなと思う。名前間違えられて気分が良くない人はいないと思うし…