【事件概要】
2025年7月26・27日に毎日新聞が実施した全国世論調査によれば、参院選で与党が過半数を割る大敗を喫したにもかかわらず、石破茂首相の内閣支持率は29%と前月比5ポイント上昇した。自民党内では首相の責任を問う声が強まり、25日には党青年局が退陣要求を提出し、28日の議員懇談会でも退陣を求める意見が相次いだ。
一方、調査では「辞任すべき」が42%、「辞任する必要はない」が33%と、一定の続投支持も見られた。
【コメント】
選挙で大敗したにもかかわらず、支持率が上昇するという現象は、政治への信頼が揺らいでいる証左であり、極めて異常だ。選挙結果は明確な民意であり、首相にはその責任を引き受ける覚悟が求められる。にもかかわらず、「他に人がいない」「誰がやっても同じ」といった消極的な続投容認の声が上がる背景には、政治家の人材不足、党内民主主義の形骸化、そして有権者の諦念がある。問題の本質は、政治の結果責任が曖昧になっている体制そのものにある。解決策として、①政党内でのリーダーシップ選出プロセスの透明化、②敗戦時における責任の明文化、③有権者教育による「結果への責任」意識の醸成が急務だ。
政治家は言葉に責任を持たねばならない。過去に他人の続投を批判した者が、自らに甘くなるのは、筋が通らない。信頼は言葉と行動が一致して初めて生まれる。
ネットからのコメント
1、石破総理が本当に国民から支持されているなら、衆院選、参院選、都議選で立て続けに大惨敗するはずは無いと思います。実際には、自民党は支持しないが石破総理個人は支持するという層や、野党支持者で石破総理なら都合がいいからといった層が一定数いるだけではないでしょうか。そのため、石破総理が続投しても党内の混乱は避けられず、結束を欠いたまま次の衆院選を迎え、自民党は再び歴史的惨敗を喫する可能性が高いと考えます。
2、1回の選挙大敗ならまだしも3回負けている中、党内の問題で石破は悪くない。は通用しない。と言うか、石破はバブル期に官僚になった、今の自民党の悪い部分に染まった政治家なのを忘れてる気がする。
3、自民党の大敗には「石破さんの責任ではなく、裏金議員が…」と言う方がいるけど、実は石破さんも会計担当の秘書が裏金問題で収監されていています。自身が裏金議員なので、裏金議員に強く自民党からの離党を要求したりできないので中途半端な対応しかできないのですよ。
そういった意味では現自民党執行部は誰も責任とっていません。なので、石破さんも含めて現自民党執行部は責任を取ってくださいと言うのが有権者の本音です。
4、昨年の衆議院選挙はまだ自民党全体の責任という言い訳も成り立ったが、今回の参議院選挙はすでに1年近くの政権運営の審判だよ国民は1年間の石破政権をみて、政治資金に対して大して対応しないわ、2万円をバラまくわ、物価対策もダメだわ、消費税を守るだけたわと、全部ひっくるめてNOを突き付けたんだよ世論調査は世論ではない、選挙結果こそが本当の世論だろ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fd3ca60b85f48ba9c5408405b811f8e5ca7ac2ae,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]