中国とアメリカが、一部品目の関税引き下げで合意したとの発表がありました。この動きは、北京でのトランプ大統領と習近平国家主席の2日間の首脳会談を受けたものです。中国商務省の声明によれば、両国は農業分野を含むいくつかの領域で貿易拡大を目指し、互いに関税を減少させる措置を導入する予定です。ただし、具体的な品目や対象範囲については未だ協議中で明確にはされていません。また、中国側は米国製航空機の購入や農産物輸入への理解を示す姿勢をアピールしました。一方、トランプ大統領は会談中に関税問題は取り上げられていないと述べ、その一貫性が問われています。具体的内容は両国の今後の交渉次第となるでしょう。
貿易政策の調整を通じて中米関係を「改善」させると表明したものの、その曖昧さや、不透明な協議のあり方は問題視されます。まず、不明確な措置で市場に混乱を生じさせる現状は、無責任と言わざるを得ません。特に対象品目を明らかにせず市場の期待値を煽る手法は、真の合意ではなく「政治的パフォーマンス」ではないかとの懸念を呼びます。
背後にあるのは米中関係の駆け引きと意図的な情報操作です。ここでは、「相互利益」のための交渉と見せつつ、一部の産業や地域が負担を強いられるリスクが看過されています。
これを改善するためには:
適時に詳細を公開し、透明性のある交渉を行う二国間のみならず、他国や世界経済への影響も考慮した政策設計政策の恩恵を最大限に享受できる仕組みの介入、特に中小企業や農業従事者への支援中途半端な交渉姿勢と過剰なパフォーマンスを改め、現実的な成果を重視する政策が必要です。経済的な「安定」は、ただの言葉遊びではなく、具体的かつ測定可能な実行力によってのみ達成されるべきではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、これを見ると、結局のところ米中両国は実利を取っており、どちらも負けていない。唯一、割を食って傷ついているのは日本だけではないか。高市氏の外交政策は、フィリピンや台湾の民進党からの支持を得られた以外、ことごとく失敗している。ロシアへの政府代表派遣すら拒絶される始末で、実に見っともない。米国へのアピールのつもりかもしれないが、今や米中露の3カ国すべてに、その拙劣な外交手腕が見透かされているように感じる。
2、米中関係って、対立しているようで、完全には切れないところに本質がある気がします。中国側は一部関税の引き下げや農産物、航空機購入に触れている一方、トランプ氏は関税は協議していないと述べている。ここに、両国がそれぞれ国内向けに違う見せ方をしている難しさが出ているように感じます。結局、米国も中国も、相手を叩きたいけれど、経済では深く結びついている。関税で圧力をかけても、農産物、航空機、サプライチェーン、金融市場まで影響は跳ね返ってくる。だから強硬姿勢を見せながらも、どこかで取引の余地を残さざるを得ないのでしょう。今の米中は、仲直りしているわけでも、完全に決裂しているわけでもない。巨大すぎる二国が、互いに傷つけ合いながら、それでも離れられない関係を続けているように見えます。
3、結局、米中の関税は1年前の水準に戻りつつあるということかな。トランプは中国に対しては関税でケンカ売ったけど、結局は何も得るものなしに敗北したということ。日本に対しては関税上げて、17兆円の投資を勝ち取って、残り63兆円の投資もふんだくる目途はついてるから大勝利だけど、中国は甘い相手じゃなかったということだな。
4、これ、同じ会談について米中の説明がかなり食い違っていますね。中国側は「関税の相互引き下げで合意した」と公式発表しているのに、トランプは「関税は議題にもならなかった」と言っています。どちらかが意図的にずらしているわけです。一番ありそうなのは、首脳会談とは別に実務レベルの交渉が並行して走っていて、そちらで合意の骨格ができつつあるという構図です。「詳細は現在も協議中」という中国側の注釈がその証拠で、トランプは首脳会談の場での話として「議題じゃなかった」と言えるわけです。トランプとしては国内向けに「中国に譲歩した」と見られたくない事情もあります。航空機購入もメーカー名なし、農産物も「前向きに対応」と曖昧なまま。具体的な数字が出てきたとき、初めて本当の合意の中身が見えてくる局面です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b89abd7aa17a70ee8226a17ecf9217c501dcf4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]