皇族数の確保を目指した「皇室典範改正」の議論が進行中だ。与野党は女性皇族が結婚後も皇族として身分を保持する案と、旧宮家の男系男子を養子として迎える案の2つを了承し、政府は改正案作成へ着手。しかし、旧宮家の対象者である久邇朝宏氏(81)は「幼少期からの教育なしでは適応不可」として困惑を示し、現実性の薄さが露呈した。さらに女性皇族案では、配偶者や子どもの身分、生活費など未解決の課題が山積。「皇位継承」に関する根源的議論も先送りされ、制度の実現性への疑念が深まっている。

本件は制度的および社会的な問題を含むと判断。
公務にあたる皇族を増やす目的で進められている皇室典範改正の議論。しかし議論の対象者自身が強い難色を示す現状を見ると、制度設計の根本的な見直しが必要だ。旧宮家の男系男子を養子に迎える案は、養子となる個人には重い責任が課される一方、十分な準備期間も教育もないまま公務を強制する仕組みに問題があることは明らかだ。
さらに「女性皇族の身分保持」に関する案にも重大な欠陥がある。配偶者や子どもの身分を一般国民とする場合、皇族の品位に関わる影響や政治的中立性への懸念、財政的な資金配分など複数の課題が未解決のままだ。
解決策として、まず議論の焦点を生身の人間に寄り添った制度設計へ転換するべきである。第二に、自然な流れに基づく皇位継承手段の採用、例えば女性・女系天皇の検討を優先すべきだ。第三に、進行中の議論をすべて公開・透明化し、国民の総意を反映させる体制を整えることが不可欠である。
皇室制度は国民の象徴を担う崇高な存在であり、人間の尊厳との兼ね合いを無視してはならない。ぎりぎりの結論で曖昧さを残す現在の議論は、国民の健全な熱情を裏切り、民主主義に対する信頼を損ねる危険性すら孕む。責任を逃げず、国家として誠実に向き合うべきだ。
ネットからのコメント
1、旧宮家の男性が「今更苦労する気はない」と語る背景には、旧宮家養子案が抱える制度的な不成立性が端的に表れています。戦後80年、旧宮家の人々は一般国民として生活基盤・職業・家族を築いてきた。
その彼らに対し、皇族としての公務・私生活の制約・経済活動の制限を「国家の制度維持のため」に引き受けることを求める発想自体が、制度として無理筋というかファンタジーです。これ勝算なく進めるというのが、議員の総意というのがほんとに驚きです。
2、こんなに課題が山積みで、何一つ解決もしてなければ、国民はもちろん、おそらく天皇陛下や皇族方(一部を除く)も納得していないのに、何をそんなに焦って今決めようとしているの?高市さんがいつ辞めてもいいように、爪痕を残そうとしてる?それとも、高市さんの後ろにいるボスや後ろ盾の誰かさんの人生が、もう残り少ないかな?どんな理由にしても、自分達の都合や目的だけで、日本、そして皇室の未来を決めるのはやめてください!
3、旧宮家の方が口にされるこのお言葉こそが本音だと感じます。皇室の最上位にいらっしゃる天皇陛下のお考えを拝察することもなく、又、旧宮家の方々のお気持を確認することもせず、今の政府は一体何を根拠に養子案をゴリ押ししているのですか。あなた達が描いている世界観が全く見えて来ません。
まずは国民にその必要性を説明するところからの仕切り直しを求めます。
4、皇室にいらっしゃる方の日々、衆人環視のもと、一挙手一投足を見られて国民に評価される実情を見ていたら、養子にといわれる宮家も苦労はしたくないという思いも理解できますけどね。それは、今後、皇室の結婚相手にといわれている人も同様でしょう。そんな中、国や議員さんは皇室典範の改正、世論はそれらの批評と、誰が今上の後嗣に相応しいかで盛り上がっていますよね。皇室に入ったら、お相手探しと子ども産め産めプレッシャーが付いて来るとなったら益々嫌でしょう。国民の意見を聞くという事しかいえない今上。内心は如何なものかと思いますけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/485d78d64263d3c61d100907aeb013689cb812a8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]