イラン指導部が国内外の批判的報道を受け、結束を強調しました。トランプ前大統領が23日、SNSでイラン指導部に「分裂」があると主張しましたが、イラン側はこれに対し即座に反論。ペゼシュキアン大統領は「国民と政府が鉄の結束を持ち侵略者に後悔させる」と述べ、ガリバフ国会議長やアラグチ外相も同様の見解を示しました。一方で、イラン内部の「内部分裂」をアメリカメディアが指摘しており、イラン側の結束アピールは体制の安定性を国内外に示す狙いとみられます。イラン高官は「敵のメディア工作で国家の安全が損なわれないよう注意が必要」と警戒を呼びかけています。

イラン指導部の「分裂」が指摘される背景には、反政府デモや経済制裁の影響、国際的な緊張が影響していると考えられます。
アメリカとイランの指導層の発信の応酬は、単なる言葉の戦争にとどまりません。
本質的には、経済制裁や国際的な孤立がイラン国内に厳しい影響を及ぼしていることが問題です。イラン指導部が「結束」を強調する必要があるのも、体制の内部的な不安定さを否めないからでしょう。「強硬派」や「穏健派」の区別を否定する発言は、その事実を覆い隠すための政治的アピールといえます。
この問題には多角的なアプローチが必要です。第一に、地域の緊張緩和のためには国際社会が透明性を求める対話をもっと促進すべきです。第二に、国内安定のためにイラン政府は経済的な構造改革を進め、制裁の影響を軽減する努力を強化すべきです。そして第三に、国際世論が中立的な視点で現状を分析し、誇張や偽情報の排除に尽力することが重要です。
国家の安定性とは表面的なスローガンではなく、実際の政策と透明性がポイントです。この争いが、長く続く市民の苦しみを軽減するためのきっかけになるべきです。
ネットからのコメント
1、トランプ氏の『内部の不和を突く』という揺さぶりに対し、即座に結束を強調せざるを得ないところに、今のイラン指導部が抱える余裕のなさが透けて見えます。
ただ、外圧を強めれば強めるほど、かえって体制側の締め付けが厳しくなり、一番の犠牲になるのは変化を望む一般市民ではないでしょうか。この言葉の応酬が決定的な衝突に繋がらず、日本の原油価格や経済への悪影響が最小限に留まることを切に願います。
2、内部分裂しているかどうかはともかくイラン側と交渉するときの相手って誰にするべきなんだろうか大統領あるいは閣僚など政府関係者なのか議会の与党である革命最高評議会とその幹部なのか革命防衛隊とその幹部なのか宗教指導者とその取り巻きなのかイラン指導部というか決定権を持っているのはどこなんだろうね
3、分裂はしていないのだろうけれど、比較的改革派とされるペジェシュキアン大統領率いるイラン政府と革命防衛隊、最高革命評議会の考え方の違いや路線のズレは今までのチグハグな声明などを見れば明らかでしょう。革命防衛隊はアメリカを始めとする西側諸国から自らと革命を守るのが任務ですから安易な妥協は存在意義に関わる為にできない。この点で国民の生命と財産を守るのが任務の政府とは話が合うわけがない。
政府は革命防衛隊に従うしかないという意味で分裂はしていないが、一枚岩ではない。
4、米国政府内の分裂の方が深刻なんじゃないかと思う。イランは政府(外政担当)と革命防衛隊(暴力装置)の主従関係が逆転しているという非民主的懸念はあるけど一枚岩で動いていることは間違いない。一方の米国政府においては選挙で選ばれたトランプの意思決定は「残念ながら」紛れもなく民主的プロセスだが、それを非民主的に捻じ曲げようとする勢力が米軍内や政府内にいて随時解任されている。意思決定者と現場とが一致しているイランに対して意思決定者と現場が違う考えを持つアメリカという対比になる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cea955df319685a98c574611855203df7604e67f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]