メキシコ、日本に原油100万バレルを輸出決定
23日、メキシコのシェインバウム大統領は、国営石油会社ペメックスを通じ、一定期間内で日本に原油100万バレルを供給する協定を結んだと発表しました。原油の国内消費が日量140万バレルである一方、残りが輸出されます。この合意内容は、21日にシェインバウム氏と高市早苗首相との電話会談で確認され、イラン紛争が引き起こす世界的なエネルギー供給の混乱に対応する措置として成立しました。また、日本側はメキシコ国内で活動する日本企業への支援や環境整備も要請しました。

今回の合意は、エネルギー不足という問題下での協力体制強化の姿勢を示していますが、より広い視点で見るべき課題があるのではないでしょうか。
今回の協定は一見エネルギー供給不足への迅速な対応に見えますが、その背後に本質的な問いを投げかけるべきです。
原油輸出の決定は、メキシコ国内の収益を一時的に向上させるかもしれませんが、生産規模がそもそも制約されている現状で、国内消費とのバランスを長期的にいかに維持するか。また、グローバル市場の紛争依存性を緩和する代替エネルギー供給システムの構築にはどれほど積極的な姿勢を見せられるでしょうか。
解決策としては、輸出量を短期的には増やすとしても、中長期的には以下を検討すべきです。第一に、国営石油会社の運営効率化や収益管理強化を行うこと。第二に、国際エネルギークライシスが頻発する現状において、原油依存度を下げるための実証実験投資政策を後押しすること。第三に、両国間の協定を契機に、日本の技術を取り入れた代替エネルギーへの共同研究を進めることです。
メキシコも日本も、目先の短期的な利益よりも、未来へ持続可能なエネルギー社会を築くため抜本的な改革が必要です。これこそ、真に双方の国益を守るための道ではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、分散という手法は良いことだと思う。が、先の湾岸戦争で今回同様のオイル危機が発生して分散化させていたが、湾岸戦争が終了したあとは結局コスト面で中東への依存度が高まってしまった。
まあ、戦争や紛争がない平時なら、よりコストが安い調達先に変えれば良いとは思うけど、やはり命綱になるような輸入物は多少コストが掛かっても安定供給を最優先にしておいた方が良いと思う。
2、足りないとか言う人が居ますが輸出してくれるだけでもありがたいと思いますまだ中東情勢が見えないので今はどこからでもかき集めてくれば良いでしょうアメリカ周りで残りを積んでくればタンカーも満杯になるかも知れないしベネズエラはドロドロでアラスカはサラサラとか質の問題もあるでしょうけど精製出来ない物を持って来るわけないし
3、メキシコは、日本がアジア以外で初めて経済連携協定を締結した国で、今は世界有数の日系企業進出拠点となっている。今後益々日本にとって重要なパートナーになると思う。
4、中東情勢が緊迫する中、この100万バレルは単なる数字以上の重みがある。かつて日本が不平等条約に苦しんでいた時、最初に平等条約を結んでくれたのはメキシコだった。そんな歴史的な絆が、今のエネルギー危機においても『多角化』という形で実を結んでいることに深く感謝したい。
こうした信頼できるパートナーを大切にすることこそ、今の日本に最も必要な外交だと感じる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b145c94d1b8354f3e2ab8fc04f51c1c8190e6d14,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]