六本木のクラブ街が衰退したと言われる背景として、2010年代前半から中盤にかけてのクラブカルチャー最盛期を経て、コロナ禍における衰退、若者の遊び方の多様化、渋谷や新宿へのナイトライフの中心地シフトなどが挙げられる。新たな施設の台頭や高価格帯の商業化で、六本木は若者にとって馴染みにくい街になりつつある。現在は、小規模でプライベートな消費志向が進行しており、街のあり方そのものが変化している。

まず、六本木の現状は「衰退」と表現される一方、実際には「変化」とも捉えられるべきです。クラブ文化の最盛期が終焉を迎えたのは事実ですが、それを単なる衰退と見なすのは浅はかです。背景には、若者のライフスタイルが大きく変化し、ナイトライフが一極集中型から多様性重視型へ移行していることが挙げられます。また、長期にわたる再開発政策が、高級志向の街づくりを進め、六本木を一部の層に特化した街へ変貌させたと言えます。
こうした問題は、地域の柔軟性を阻害し、新しい活気を生む土壌を狭めています。まず、コスト負担の軽い若者向け施設やイベントの誘致が必要です。また、一部に集中しているナイトライフ資源を分散再生させ、街全体を複数の小さな魅力で賑わわせるべきです。さらに、交通アクセス改善も大きな課題であり、夜間の公共交通機関を拡充することで集客力の向上が期待できます。
六本木の未来は、これまでの「豪華路線」に固執せず、時代の変化に適応した柔軟な戦略にかかっているでしょう。新しい価値観に沿った街づくりにより、六本木は再び魅力的なナイトスポットとして蘇る可能性があります。準備が遅れれば、六本木が本当に「死んだ街」になりかねないのです。
ネットからのコメント
1、20代に店舗教育などを教える仕事をしていますが、最近はお酒を飲まない方も多いと感じます。かつては「乾杯はビール」が当たり前でしたが、今はカシスオレンジだのノンアルコールを選ぶ人も多く、なかなか乾杯が始まらないこともあります。また、50〜60代の世代では「六本木で朝まで飲む」といった過ごし方が一種のステータスで、「寝不足になるまで飲んだ」という武勇伝も語られていましたが、今の若い世代にはそんな価値観はあまり見られません。
むしろ、早めに帰ってゲームや配信動画を楽しむ方が魅力的に映るようです。場所や遊び方にお金をかけてマウントを取り合うような時代は、ひとつ区切りを迎えているのかもしれません。
2、六本木は昔は都心部の下町の1つでもあったのが、住宅街の中にテレビ朝日が開局したことで、テレビ局にやってくる芸能人向けの娯楽や飲食店が開業したのをきっかけに発展した街でもある。あとバブルのころはロアビルのディスコや、ハードロックカフェというバーには人が溢れてるほど、六本木は日本でも代表的な街になってた。また夜の店の街としても有名でもあって、平成初期に放送された「お水の花道」というドラマも六本木が舞台でもあった。そうやって六本木と言えば夜の街というイメージで発展した一面があったけど、まず最近の若者は夜の店には行かなくなったし、あと不法滞在の外国人が増えて治安も悪化してるのもあって、そういう街にわざわざ行くようなこともしなくなった。また六本木の歴史を作ったロアビルやハードロックカフェも、第二六本木ヒルズの建設で取り壊されることになって、かつての六本木ではなくなってる一面もある。
3、六本木って、新宿や渋谷、池袋みたいに大きなターミナル駅にあるわけではなく、どうしても地下鉄に乗り換えないといけないから地味に不便なんですよね。でも昔は六本木に行くこと自体に特別なステータスがあって、多少不便でもみんな集まっていましたが、今は街全体がエリート向けの高級志向になりすぎて、若者が気軽に寄れる雰囲気じゃなくなっているんですよね。記事にあるように、安くてアクセスの良い上野や北千住に人が流れていくのもわかる気がします。
4、結局、大人が入ってきて単価が高くなってくると若者は離れていく。かつて若者だった人たちは変わらず六本木で遊ぼうとするけど、そうするとお店は単価を上げてくる。そして若者はいなくなる、いても飲みに連れ出されるような派手な繋がりを求める女性のみ。かつて渋谷・原宿がそうだったように、大人が入ってくると若者は自分たちだけの場所を探そうとするのはいつの時代も同じ。下北も大人が入ってきて変わってきた、いつか上野や北千住も同じ道をたどり、また六本木にも若者が戻ってくる時代がくるかもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ba758da98b5bd8bfab72f53bde82c1492a5eabe7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]