事件概要:横浜市の安食聖さん(36)は、幼少期に母親から深刻な虐待を受けていた。その内容はアイロンによるやけどや浴槽への溺水など命の危険を伴うものだった。精神的後遺症を抱えながらも損害賠償を求めて訴訟を起こし、約3500万円の賠償が認められ勝訴した。児童相談所や医療機関のカルテが証拠となったが、苦しい法廷闘争を経る中で、制度的な支援や記録保存の重要性が浮き彫りになった。母は裁判に出廷せず謝罪もなかったが、安食さんは「新たな判例を残せることで希望に繋がる」と語った。

コメント:この事件は虐待の被害が法律や社会制度の不備によって見えにくくされ、被害者が救済を得るまでに多くのハードルを強いられている現状を露呈しています。本来ならば、家族内暴力に関する証拠保存や記録管理が義務づけられ、時効とは無縁の保護機構が必要です。
まず、法律の見直しが緊急課題です。「5年保存義務」を廃止し、重要な治療記録を長期保存する義務や、診療記録のデジタル化を進めることで、後年必要になる際に迅速に提供できるようにすべきです。第二に、児童相談所や地域医療機関との情報連携を強化し、虐待疑いのある子どもが早期に保護されるシステムを構築する必要があります。そして最後に、司法や弁護士の知識不足への改善教育を図り、虐待被害者が証言や裁判を起こしやすい環境を整えなくてはなりません。安食氏が勝訴を勝ち取るために気力を振り絞った一方で、多くの被害者は声を上げる余力を失っています。個人や制度がその隙間に目を向けるべきであり、この事件を通じた学びは、社会の義務として深く広めるべきものです。







ネットからのコメント
1、虐待を許さない社会、負のスパイラルを絶っていくためにもこうした被害者の事例はもっと明るみになって欲しい。>裁判所は母に約3500万円の賠償を命じた。完全な勝訴だった。あとの問題はここですかね。勝訴は喜ばしいですが滞りなく満額回収できなければ結果の半分は茶番で終わってしまう。法的な強制力を強めていく必要性があります。これは虐待に留まらず、あらゆる犯罪被害や訴訟に繋がっている。立法府の怠慢もまた許されざることだ。
2、謝っても、和解をしても、お金を支払っても時間は戻らないし、無かったことにはできない。それでもせめて母親には、なぜ世の中で一番可愛いはずの我が子にこんな事をしたのか、自分の言葉で話して欲しかったと思います。この男性にはなんの責任もない事を。怒りがぶり返してきて夜も眠れなくなる。なぜあの時何もできなかったんだろうって自分を責め続ける。これは本当に苦しいこと。もしかしたらそれが虐待の連鎖に繋がるのかもしれません。だからこの母親は、なぜこんな事をしたのか語るべきだったと思います。
この男性を救うためにも。同じ様な境遇の子供を助けるためにも。
3、勝利を勝ち取っても心はそのままなんですよね。でも自分が間違っていなかった、ここまでやって来れた、報われたという思いでこれから頑張って生きていってほしいです。私ごとですが、私自身も父による母への殺人未遂ばりの暴行を幼い時から見てきて、未だ大きな音や声などで心臓が踊り狂うような感覚があります。学生の頃に身動きできないほどボロボロにされた母を母の実家に連れ帰った時、何度も父を亡き者にしてやりたい思いが突き上げました。ひょっとしたら私は犯罪者になっていたかも、、などいろんな思いを持って生きてきました。今は穏やかな主人、子供達と毎日苦労しつつ生活しています。たくさんの辛い思いが少しずつ忘れていける日が来ることを祈ります。
4、こういう闘う人のほうがまともなんでしょうね。安易と言うと失礼ですが、親だから許してしまう、親にもいろいろあったんだろうと。でも、そうい優しい人ほど自分も歴史を繰り返して、また新たに苦しんでいる気がします。彼は違う人生を終えると思いますね。
尊敬に値する行動だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e4432dc143dfd7cf4f6f5dd9c512cea862067c3e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]