衆院選が公示され、2月8日の投開票に向けて「超短期決戦」が始まった。与野党の幹部たちは序盤から福岡市をはじめとする都市部に投入され、大票田での支持拡大を狙う構図が鮮明だ。高市首相は天神の警固公園で演説を行い「挑戦しない国に未来はない」と熱弁を振るい、周囲には聴衆が多数集まった。また、野党の中道改革連合や立憲民主党、共産党なども福岡で支持を訴え、それぞれの候補者が政策や理念をアピール。政策主張には国会議員の定数削減や消費税廃止などが含まれた。多くの党が福岡を「最終決戦の場」と位置付ける様子が見られる超短期戦となっている。

選挙戦で社会的に重要なテーマが掲げられたものの、現状を見る限り、街頭演説が賑やかさに偏るばかりで議論の深度については疑問が残ると言わざるを得ない。一方で、一部党派による真剣な政策提案が聞かれる場面もあり、選挙のあり方そのものが問われる局面を迎えている状況だ。
このような限られた時間の中で国民生活に直接関わる政策議論を実現する構造の欠如が浮き彫りとなっている。

現在の選挙活動では、短期間の集中戦略は目を引くものの、本来重視すべき政策討論や国民の理解促進が後回しにされている。このことから以下の改善策が考えられる。第一に、街頭だけでの政策アピールに偏重するのではなく、候補者がオンライン討論や公開政策説明の機会を増やし、国民に直接考えを届けること。第二に、必要以上の動員や演出に頼らず、地方や小規模地域での直接対話を活用することで各地の声を拾い上げる現場主義的な姿勢を取るべきである。第三に、短期決戦の特性を利用した候補者間の政策比較チャートの公開や報道機関による事実確認を徹底し、判断材料を提供するべきである。

福岡で展開される選挙活動は確かに熱気を感じさせるものではあるが、それが国民に情報と希望を与えるものでなければ、ただの「賑やかな光景」に過ぎない。選挙こそ国民の未来を左右する場である以上、各党の真剣な努力が欠かせない姿勢であることを再認識しなければならない。国民が求めるのは「派手さ」ではなく「誠実さ」である。
ネットからのコメント
1、これまでの日本の政治、世論の傾向は「国を護らせない」「経済的に強くさせない」というのが長年まかり通ってましたので、これらは「当たり前」の政治を期待します。外交では、政治家個人が外国とつながるのは悪いことではありませんが、問題は国の主権が危うい状況になるくらいまで、「深く」「深く」付き合うのはいかがなものかと国民の「良識」が判断しています。こういう所も選挙の争点にしていただきたいところです。
2、やはり選挙戦の最終日は秋葉原のロータリーで締めくくるんですかね。あのロータリーを見下ろす位置に会社があるのですが、安倍元総理が現役の頃は必ず最終日は秋葉原での演説で、蓮池夫妻なんかが野次ってましたね。
演説の日の朝から私服制服の警察官が大量に配置されて規制線を張りまくって業者が様々な機材を設置して、演説の1時間くらい前からは前説なんかが始まって、みたいな感じでなかなかのイベントです。各党選挙に携わる皆さんは本当に大変だと思いますが、体調管理や健康には気をつけて頑張ってほしいなと思います。
3、衆院選が超短期決戦になる中で与野党の党首が一斉に福岡市へ入ったのは、ここが単なる大票田ではなく全国情勢を映す縮図だからだ無党派層が多く組織票も拮抗する都市部では、政策の細部を丁寧に訴えるよりも序盤でどの陣営が空気を取るかが重要になるだからこそ各党は、選挙の顔となる幹部を早い段階から集中投入した興味深いのは与党から新党や小政党まで、ほぼ全ての勢力が同じ場所に集まっている点で、これは地方を丁寧に回る余裕がなく、都市部で流れを作れなければそのまま押し切られるという危機感の表れだ今回の選挙は政策論争以上に、序盤の空気戦が勝敗を左右する構図になっており、福岡で何が起きるかは全国の結果を占う試金石になるだろう
4、選挙のたびに思うけれど、与野党の党首が“大票田”に一斉に押し寄せる光景を見ると、政治がどれだけ“票の効率”を優先しているかがよく分かる。普段はなかなか顔を見せないのに、選挙が始まった瞬間だけ大物が来て『お願いします』と言われても、どれだけ本気で地域の課題に向き合っているのか疑問に感じてしまう。都市部は人口が多い分、確かに票の影響力は大きい。でも、都市部にも地方にも、それぞれ深刻な課題があるはずで、本来なら選挙期間だけでなく日常的に政策の説明や対話があっていい。“選挙の時だけ盛り上がる政治”ではなく、継続的に責任を果たす政治を見たいという思いは、多くの有権者に共通しているんじゃないだろうか。結局のところ、必要なのはパフォーマンスではなく、地に足のついた政策と説明責任。誰が来たかより、何をどう変えるのかを丁寧に示してほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f054c12709fea368f3b2c3220adee13f2309985b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]