このニュースは、高市政権の総理官邸の関係者による「日本は核を持つべきだ」との発言に対し、アメリカ国務省が日本の核不拡散への貢献を評価し、日本の従来の核兵器に対する立場を支持するコメントを出したという内容です。アメリカ国務省は、日本を「核不拡散および核軍備管理の世界的リーダー」と位置づけ、日本を含む同盟国の安全保障を重視し、強固な核抑止力を維持することを強調しました。

日本は戦争唯一の被爆国として核兵器廃絶を訴えつつ、アメリカの「核の傘」に依存しています。このコメントは、日米同盟が地域の平和と安定の礎であり、日本に核政策の継続を促すものでした。

日本の安全保障に関する高市政権の関係者の発言は、深刻な問題を提起しています。日本は戦争唯一の被爆国として、核兵器廃絶を訴えてきた歴史を持つ国です。それにもかかわらず、核保有を示唆するような意見が政権内から出てくることは極めて異常です。この問題の背景には、地域の安全保障環境の悪化や、核抑止論への誤解がありますが、核兵器の保有が新たな脅威をもたらすリスクも無視できません。この現状を打開するためには、まず日本政府が核不拡散の姿勢を明確に維持することが必要です。また、さらなる安全保障の手段として多国間の防衛協力を強化し、核兵器に頼らない平和の保証策を議論すべきです。

さらに、国民に対しても核の問題についてオープンな議論の機会を提供することが求められます。核兵器の保有は、決して国家の安全を保証する唯一無二の手段ではありません。逆に、歴史的な犠牲と平和への誓い、そして国際社会における信頼を損ねることになるでしょう。

ネットからのコメント

1、日米同盟があるから日本は安全だという考え方にもリスクがあると思っていて、アメリカの政治状況次第では日本への核の傘も揺らぐ可能性は否めないし、そもそも核は使う物ではなく持っているだけで優位性を誇示できる物で、核保有は犯罪や侵略に対する抑止力にもなり、実際、戦後80年間、核保有国同士の全面戦争が起こらなかったことを考えると抑止力の現実的成果だと言える。今直ぐに保有ではなくても、自立した国家として核保有を真剣に検討するべきだと思う。

2、そこまで言うなら、なぜブダペスト覚書の通りウクライナを守らないのか。国際社会がルールを守ってくれないのだから日本が不安になるのは仕方がないこと。核兵器を破棄した国が侵略され国土を奪われているのだから支援ではなく戦闘に参加すべきなのに。

アメリカが破れた核の傘しか持たないのならば自ら核の傘をささねばならないのは当たり前では？

3、世界で唯一の被爆国だから核を持たないと言う世界平和への想いは大いに共感出来ます。しかし、日本を取り巻く隣国が相次いで核を保有して射程圏内に日本があります。相当な数の核弾頭が日本に向いている事実を考えれば、いくら抑止力として迎撃ミサイルを配備しても意味のない事は明白な事実として考えなければなりません。核ミサイルは使われない事が大事ですが、撃たせない事の方が大事です。対話ではいつまでも下に見られて相手にもされない。戦争を容認する訳ではないが抑止力として日本も核を持つべき。

4、アメリカはアメリカで自国のことしか考えていません。それならいざという時に、どれだけ日本の為に出来るか、やるかを明確にするべきです。まるで経済のためには、日本の何処かが、侵掠されても知らん顔しそうで怖いです。トランプになってから特に不信感しかありません。どこの国も自国の兵士の命をかけてまで他国を守らなくなっているのが現状です。国連軍なんかも、ほぼ聞かなくなりました。

要は、自分の国は自分で守る。自国民の血で守ることになります。それを少しでも防げるのは核保有です。手を出させない、これに尽きますから。