令和の若者は結婚のコスパを重視する傾向にあり、20代の未婚者の74%が「結婚につながらない交際は無駄」と考えていることが民間調査で明らかになった。背景には経済的な不安があり、内閣府の調査では、経済的なゆとりを持てないとする20-30代が7割を超えている。他方、結婚に伴うコストは既婚者にも否定されないものであり、子育てや家庭の維持に時間と資金が必要だ。
しかし、結婚がコスパだけで測れないのは心の満足感が大きな要因であり、幸福度は未婚者に比べても高い。そして、選択肢が多すぎる情報社会において、若者は結果的に選択肢の多さに戸惑い、行動を起こしにくくなっている。AIが恋愛の相談相手になる時代においては、数値だけでなく偶然の幸運を求めることも重要だ。
経済的な不安が背景にある「結婚コスパ悪い」という現象は、深刻な社会問題を反映している。現状では若者の多くが結婚を避ける要因として、経済的な見通しの不確実性を挙げている。国家の社会保障制度は若者に対する十分な安心を提供できていない。まず、政府は教育制度や職業訓練を強化し、若者が安定した職に就けるようにするべきだ。次に、結婚及び子育てに関連する経済的支援の拡充を急務とし、清廉な家庭を築く教育も推進されるべきである。さらに、AIやデジタル技術を活用して結婚に関する不安を軽減する情報提供システムを構築することで、若者が結婚に関して不安を抱きにくくすることが可能だ。結局、結婚は単なるコスト価値ではなく、人生の一部としての豊かさを追求するものである。
これを見失うことなく、社会全体が若者に価値ある未来を示す責任を負っている。
ネットからのコメント
1、今や結婚観も大きく変貌している。以前なら派手にホテルの宴会場を使う派手婚が主流だったが、それから小規模なレストランで開く「ジミ婚」を経て、法的手続きを済ませるだけの「ナシ婚」が増えた。芸能人でも「相手は一般人です」とだけウェブ上で告げる例が増えた。若者の貧困が増大してら今度は生涯単身で生きるという人が増えた。恋愛とか結婚にはいかなる正解も存歳しないから、自身のスタイルで生きていけばよい。生涯単身もその一つだ。
2、結婚が『するもの』から『選ぶもの』に変わった時点で、コストを考えざるを得ないのは仕方がない。結婚しなくても、恋人がいなくてもそれなりに幸せを感じられる人なら、自分の収入とのトレードオフで結婚は割に合わないと判断されるのも理解できる。ただ個人的には、婚活をしてまでも結婚を選んだ判断は正しかったと思っています。やはり家族がいるという安心感は、コストをかけても得難いものがある。今、本当に心の底から独身で幸せと思う人はそのままで大丈夫だと思います。
ただ、独身であることに少しでも満たされない思いがある人なら、苦労すると思いますが結婚はした方がいいかと。
3、私は30代半ばの独身男で少し前までは結婚に全く関心がなく結婚はしないで一生独身のままで良い、子供も好きじゃないしと考えていました。しかし甥っ子が生まれてから自分の中で考え方が大きく変わりました。「子供が可愛い。自分も結婚して奥さんと子供が欲しい。もし自分に子供ができたら、やりたい事をやりながら自由な人生を送れるしっかりとした大人に育てたい」と言う感情が芽生えました。現在、できるだけ早く結婚したいとは思っていますが、決して簡単にできるわけではありませんので今、まずは日々「自分自身を磨く」事に取り組んでいます。
4、結婚の場合、今は共働きが主流。昔は結婚すれば扶養だったものが、今は自分で働けだし、共働きしても生活は特に楽になっていないし、昭和平成より税金や社会保険料は2倍取られている。結婚はコスパが悪いと判断されるのは当然の話。昭和平成の時は単純にコスパが良かっただけ。つまり、昔は結婚はコスパが良いという若者が多かっただけの事。
昔と今の若者で特に判断に差はない。変わったのは、世界一高齢化が進んだ社会や、それに伴って現役世代からとにかく社会保険料や税金を巻き上げようとする国の政策の方。共働き促進もその政策に連なるものだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/60e79536632701c0619de044430aa3a83dedacb9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]