北海道砂川市のハンター、池上治男氏(77歳)は2018年8月、自治体の要請を受けて出動し、ライフル銃でヒグマを駆除した。しかし、周辺に民家があったことを理由に道公安委員会は2019年4月、池上氏の猟銃所持許可を取り消した。この処分は、鳥獣保護管理法違反として「弾丸が建物に到達する恐れがあった」との判断に基づくものだった。1審は「公益目的」を認め処分を違法としたが、2審は「跳弾のリスク」を重視し適法と判断。最高裁では逆転し、公益性を重視する形で池上氏の勝訴が確定した。事件は、人身被害増の社会問題化する中、猟友会の公益性と安全確保のバランスが問われた。

今回の判決は、社会安全の確保という本来の目的を逸脱した事例を浮き彫りにしました。道公安委員会の処分は、形式的な法律適用であり、現場の実態や公益性への配慮が欠如していました。
これは、制度の不備がもたらす実務混乱を象徴しています。
まず、一つ目に「公益目的の駆除任務」における法的保護や制度の明確化が必要です。猟友会所属者が危険な任務に応じる際、過度な不利益を被らない仕組みを設けるべきでしょう。
二つ目に、自治体や公安委員会が現場のリスク評価を精密化する体制を構築すること。「跳弾」というリスクを抽象的に論じるのではなく、設備改善や環境評価を進めるべきです。
三つ目に、市街地での新制度「緊急銃猟制度」の周知や適切運用が不可欠です。市民安全と動物被害防止の両立には、現場との連携が鍵です。
クマ被害が社会を脅かす中、こうした欠陥が放置されれば、公益活動するハンター達が萎縮し、結果的に市民がさらされるリスクは増大します。安心できる社会を築くため、制度改革こそが未来の鍵と言えるでしょう。
ネットからのコメント
1、当たり前の判断となって良かった。警察官が撃ってと言ったのにその親分である道が取消し処分するなんてめちゃくちゃなのに、高裁が意味不明な判決を出すから余計に解決が遅れてしまった。道と高裁は反省してほしい
2、当たり前です。明らかに公安は他の意図があるとしか思えない。こんなに執拗に1人のハンタ―を追い詰める必要はないはずです。それも警察官他の人々も居ての発砲です。公安の何か闇があるとしか思えない執拗な姿勢に嫌悪感しかない。
3、やっと真っ当な判断が下された。長かった裁判の時間は戻ってこない。何が市民町民ファーストなのか、道警、公安は考えて行動して欲しい。後出しジャンケンは卑怯です。
4、それは良かったです。あんな理由で許可の取り消しはあまりにも理不尽と言わざるを得ませんからね。昨年末にかけてクマの出没や被害が目に余るようになりましたのでこの判決を機にクマ対策が改善に向かってほしいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/605dd9bd47e4ca8df86f3652ded58e592d54f518,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]