事件概要：2025年8月、広島県の広陵高校野球部が第107回全国高校野球選手権大会に出場中、部内で暴力事件が発生した。ネット上では、加害者とされる選手の実名や顔写真が拡散され、出場することへの批判が集まった。元教員で作家の乙武洋匡氏は、音声プラットフォーム「Voicy」でこの件についてコメントを発表。「生徒のことをどれくらい本気で考えていたのか」という疑問を呈し、学校側の対応が利益優先だった可能性を指摘。

さらに、連帯責任の概念に違和感を示し、教育活動としての高校野球がビジネス化している点にも懸念を示した。

コメント：この事件は、教育活動としての高校野球が、利益を優先する場となりつつある現状を象徴している。学校が生徒の教育よりも出場回数や学校の名誉を優先し、結果的に加害者が社会的に晒される事態を引き起こしたことは問題だ。もし教育機関が本当に生徒の福祉を考えるならば、暴力行為が発覚した段階で即時に適切な処置をとり、出場を控える選択ができたはずだ。

一方、連帯責任という概念も再考すべきだ。問題行動を起こした選手だけが責任を負うべきで、他の生徒が無関係であれば、全体の活動停止や出場辞退を強いることは過度な対応と言える。スポーツや部活動は、個々の成長を支えるものであり、全体の不利益を押し付ける形で解決するべきではない。

高校野球がビジネス化している現状に対して、メディアやスポンサーの影響を再評価し、本来の教育的価値を取り戻す必要がある。生徒たちの成長を最優先に考えた取り組みが求められる。

ネットからのコメント

1、学校としてもここまでの大きな騒ぎになるとは、想定してしていなかったのだろうと思いますよ。今更ですが、出場辞退しておいた方が総合的な判断からすると、得策だった様な気がしますよね。連帯責任はどうかとは思いますが、今回の出場メンバーに加害者の人物がいるのかは知りませんが、その暴力行為の加害者となった人物は、当然ながらメンバーには入れない様な対応が必要だとは思います。

2、別件で実名告発された暴力事件の加害者の面子が1件目の加害者と被っていることからもわかるように、日常的に行われていたことなんだと思います。なんなら今年に限らず、上級生が下級生をシメることは伝統的に行われていたのだと思います。やられた側が昔みたいに泣き寝入りしなくなっただけで。普通暴力を伴ういじめで短期間で2人も転校していたら、加害者達もただでは済まないと思うのですが、彼らが何事もなかったように試合に出ているのを見ると、学校側も慣れているように思います。

いずれにしても、両方の加害者に主将の名前が入っている時点で、終わってますよね。

3、本当に、事件に関わってない生徒がほとんどなんだろうし、本当に加害者生徒が出場していたのなら、問題だとも思う。だって、被害者は他校に転校を余儀なくされて、加害者が甲子園で野球やってる。事件の状況が分からないので、賛否両論あるだろうが、本当に生徒の事を守る気があるなら、加害者は辞退させる。出場辞退も考えて良かったのではないだろうか？

4、「教育活動の一環であるはずの高校野球がちょっとビジネスコンテンツになりすぎているなぁと思いますし、そのことで、本当に子どもたちのための活動になっているのか」とし「メディア側、スポンサー側、学校側、そういった大人たちの利益のために、高校生たちのがんばりというものが消費されてしまっているんじゃないのかなあ」と疑問を投げかけた。→広島県の教育委員会と県知事、後援団体である朝日新聞社と毎日新聞社、NHKはどの様に判断しているのかね？この件の報道をみると、学校教育の目的って何だろうと心から疑問に思う。

私学の教育無償化の目的がわからない。特定の利権団体のビジネスのための教育無償化ですか？税金払っているのが馬鹿ばかしくなる。