高温と渇水の影響を受けて、日本各地の農家は深刻な状況に直面している。特に新潟、青森、三重、佐賀、広島などで作物の品質と収量が低下し、農家たちは水の確保や温度管理に多大な努力を払っているが、それでも十分に対策が追いつかないという現実が浮き彫りになった。農家の不安は高まり、今後の予報に期待をかけるものの、農作物への影響は収穫期まで続くと予測される。

高温・渇水対策としては、経費助成や技術指導、設備支援が求められている。また、乳牛や家畜への影響も深刻で、飼育環境を改善するための費用負担が増加している。農家たちは、さらなる支援と解決策を求めている。

農業におけるこのような困難は、個々の農家の努力だけでは限界があり、制度的な支援が不可欠だ。助成金や経費支援の不足が、農家に過度な負担を強いる状況を作り出している。生産技術や温度管理技術の向上、さらには持続可能な農業支援のためのインフラ整備が急務だ。政策の見直しとともに、農業分野への本格的な支援が必要であり、政府や地域社会が一体となってこれを解決するための戦略を立てなければならない。

農家が直面しているのは、天候だけでなく、現行の支援体制の不十分さにも起因している。

ネットからのコメント

1、兵庫中部はここ3日で結構雨が降って、田んぼの稲も一気に出穂し始めています。来週半ばにかけて雨模様が続くようだし、山もかなり水を溜めたようで川の水位も安定しました。短時間の豪雨だと川が一気に増水して流れ去ってしまうけど、ちまちま数日に分けて降ってくれたのが幸いでした。まさに恵みの雨です。

2、田んぼも畑もやっています。去年も渇水気味でしたが今年はさらに深刻ですね。夏野菜は猛暑にやられながらも小まめに水くれしているので何とか保っていますが、露地蒔き秋向けの葉物野菜は種を蒔いても水切れで発芽率が極端に落ちてます。水管理しやすいセルで発芽は対応していますがやはり例年のような収量は期待は難しそうです。

米の減収に対応するため、自家用に乾燥に強い作物、キビやアワ、モロコシ、白大豆、サツマイモを育てていますが、それらを上手く組み合わせて食って行くしかないですね。あとは秋じゃがの植え付け、暑すぎるのでいつにしようか迷っています。

3、近ごろスーパーに陳列されているバラ売りトマトが、昨今の厳しい気候を表していると思います。どのトマトも形が悪かったり、変色している部分があったり、いわばこういうトマトを出荷しないといけないほど、追い込まれているのだと思います。今年の夏は例年以上に高温や雨不足が続き、農家の方々にとってはまさに試練の連続だったはずです。日々の水やりや温度管理に加えて、市場に並べるために努力を惜しまない姿には頭が下がります。見た目が多少悪くても、味や栄養には問題ないことが多いはずです。形だけで判断せず、農家の思いごと受け取るつもりで手に取るのも、消費者にできる小さな支援だと思います。これから先も異常気象が増えると予想されます。私たち消費者の意識や行動が少し変わるだけでも、農家の励みになるはずです。

まずは身近なスーパーから、「見た目よりも中身」を大切にしていきたいですね。

4、昨日は新潟に雨が降ったようですが、それが間に合ったかどうかはとても気になるところです。「もう手遅れだ」というニュースも見ましたが、それでも少しでも多くの稲が助かってほしいと思います。農家も大変辛い渇水だと思いますが、消費者にとっても、本来美味しく安い夏野菜やコメが、高くなってしまっている事は辛いこと。物価高を和らげる為にも、天候が安定し、少しでも夏野菜の高騰が落ち着いて欲しいし、実りのいい秋を迎えて欲しいと思います。