米国の貿易政策に関する今回の報道内容を以下の手順で整理し、対応します。
事件概要
2023年2月、米最高裁はトランプ政権が過去に発動した非常事態権限による関税措置を違法と判断しました。それを受け、トランプ大統領は同年7月の代替関税失効に先立つ新たな貿易政策として、通商法301条に基づく不公正貿易慣行の調査を開始しました。この調査対象は日本、中国、EU等16ヵ国・地域に及び、貿易黒字や過剰生産能力等が調査の焦点です。米通商代表部(USTR)は4月15日までパブリックコメントを受け、5月5日に公聴会を開催予定。強制労働製品輸入禁止を目的とした別調査も実施される予定で、新政策は影響範囲の広さが特徴です。

コメント
トランプ政権による新たな貿易政策の動きは、その背後にある制度設計や意図の不透明さを露呈しています。大幅な経常黒字や過剰生産能力を理由に、多国間貿易の調和を揺るがしかねない一律的な関税導入は、経済的不平等を助長し、グローバル経済の安定に影を落とすものです。
本質的な問題は、こうした政策が米国自身の内需問題を過小評価し、主に外部に責任を転嫁している点にあります。さらに、関税調査の対象国選定基準の曖昧さは、国際社会から保護主義的措置と捉えられ、外交関係悪化を招くリスクを伴います。一方で「不公正な貿易慣行」の定義が一貫性に欠けており、基準の公平性が疑問視される結果、政策効果に疑念が生じるのも問題です。
解決策として、まずは多国間協議を活用し、公平な貿易ルールを策定する努力が不可欠です。また、明確な基準に基づく調査・検証プロセスの公開が求められます。さらに、不公正貿易慣行への対応としては、強制労働製品の排除といった現行法を効率化することで社会的信用を高める方が合理的です。
公正で透明な政策こそ、持続可能な経済秩序の基盤となります。
短絡的な保護主義は市民生活や企業収益を脅かすだけでなく、米国自身の信頼も失わせる恐れがあります。
ネットからのコメント
1、フェアな条件で行われる取引や競争ではなく「一方的に儲けさせろ。それ以外は認めない」と言っているのと同義。こんな大統領が統治する国と価値観共有などできないし、無理難題ばかり押し付けて国益を損なうばかり。特定の国に依存して彼らの都合で振り回されるより、適度に距離を取って多国間連携を深めてその都度方針を模索していくべきだと思う。
2、アメリカの関税で困っているのは日本だけではなく、アメリカ国民自身です。例えば、中国製のラックは関税前は900ドルだったのが、今は1500ドル。約9万円の値上がり分を払っているのはアメリカの消費者です。さらにイラン情勢でガソリン価格も急騰し、1か月前は満タン入れられた金額で今は半分しか入らないという声も出ています。それでも中間選挙中の共和党議員はトランプ大統領が教書演説で言った「関税で国民が豊かになっている」という言葉を借りて、主張し続けていますが、実態とはかけ離れています。
本来は、共和・民主が協力して国民生活を守る政策を進めるべきなのに、政治的な対立ばかりで状況が改善しないことが問題だと思います。
3、アメリカの関税で最高裁から違憲の判決が下っていることに加え、イラン侵攻で物価高に拍車をかけている。アメリカ国内や世界各国からも反感が出ているだろうし、今こそ日本はディールのチャンスだと思う。外交で言われるがまま受け入れる局面ではなく、国として投資額や関税について引かずに勝ち取るよう動いてほしい。仲良くするために血税を使うのは簡単だが、アメリカに資金流出すべきではないと考えている。
4、そもそも経常収支が赤字であることが要件だったスーパー120条なのに、貿易収支だけで判断とか、もうむちゃくちゃ。実際アメリカはモノの輸出で儲ける国ではなく、金融とITで儲ける国。大統領が自ら作った国内法も無視するなんて、既に法治国家ではないですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/23384f062c9f7a4cda5cb2896fe9fc3832fd463d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]