日本の高齢化が進む中、2040年には一人暮らしの高齢者数が約1,040万人に達するとの予測を背景に、高齢者が共同で暮らす“シェアハウス”が注目を集めています。滋賀県大津市にある「ミライリハ瀬田」では、昨年5月のオープンから現在まで満室状態が続いています。この施設には65歳以上の自立した高齢者14人が居住し、住人間の交流や月に一度の食事会などが行われています。月額5.5万円という比較的低額な家賃で入居可能で、健康相談やリハビリ指導、スーパーマーケットへの送迎などのサービスも提供されています。また、神奈川県の多世代型コミュニティ住宅では、高齢者と若者が共に生活し、交流を通して孤立感を防止する新しい取り組みが進められています。

この高齢者シェアハウスの取り組みは、高齢化社会に向けた理想的な生活モデルを提供する重要な試みといえるでしょう。
多くの高齢者が孤立を深めている現代において、適度なサポートと共同生活を提供することが、生きる意欲を取り戻す大きな助けとなることがこの事例で証明されています。「自由」と「ほどよいコミュニティ」を両輪として、老後を豊かに過ごす新しい選択肢が広がっているのは非常に意義深いです。
ただし、この良い取り組みをさらに発展させるためにはいくつかの課題も浮かび上がります。まず、施設の数自体がまだ限られており、需要を賄うには遠く及びません。これに対処するため、行政や民間による助成や普及施策が急務です。また、スタッフや若者入居者の確保も長期的な課題となるでしょう。高齢者の自立生活をサポートするこうした共同生活モデルが、今後全国に広がるためには、自治体やコミュニティレベルでの積極的な取り組みと、制度的なバックアップが欠かせません。日本独自の高齢化の課題に対処するこのような取り組みを通じて、他国への模範となる先駆的な事例がもっと増えることを期待します。
社会は個人の孤立を防ぎながら、支え合うコミュニティの力を取り戻す道を進むべきです。
それが、より多くの人々に「豊かな老後」の実現をもたらす鍵となるでしょう。このような試みは、小さな「希望の家」となり、よりよい未来への架け橋になり得ます。
ネットからのコメント
1、老人ホームや介護施設だと、どうしても管理されているという感覚になりがちですよね。その点、こうした高齢者シェアハウスは、元気なうちはこうやって自分のペースで暮らしつつ、淋しくない環境があるのは理想的だし、だから人気を集めているのだろうと思います。一人でいると食事も味気なくなるし、同じ屋根の下、ともに暮らす仲間がいるというのは、それだけで救いになると思います。誰かと話せるだけで気持ちが前向きになるのは、年齢に関係なく大事なことだと思います。
2、まぁ~人はさまざまですからね…。こうでなくちゃいけないということはない。この記事のように、他の人と交わることが好きな方もいれば、逆に人疲れする人もいるし。その人なりの過ごし方ができればストレスためずに、日々を楽しめるんじゃないかな。社会とのつながりうんぬんと、よく言うけれど…。
自分の時間を持つというか、趣味に没頭することで生き生きと暮らしてる高齢者もいるワケで…。何でもかんでも~1つのパターンにハメ込むのは、どうかと思いますね。それこそ、多様性でしょう。
3、前にNHKのドキュメント72時間で確か大阪だったと思うが、主に高齢者が多く住むシェアハウスを放送していたが、あまりお金のない人たち向けの施設で、昼間からみんなで酒を飲んだり誰かが食事を作って振る舞ったりと一見楽しそうだった。ただ人間同士なので当然諍いごともあったり、体調不良になる人がいたり色々大変そうだったが、お互いに助け合って暮らしているのが印象的だった。こういう施設が今後増えてくるのかもしれませんが、自分が高齢者となった時にどう生きてゆくのか、今から考えておく必要がありますね。
4、後期高齢女性としては関心の高い話題だった。今は夫と息子とけんかもしながらそれなりに暮らしているが、いずれは一人で生きていく場所を探さなくてはならない日が来るだろう。シェアハウスも一つの選択肢だと思いながら読んだが、あまりにメリットばかり並べたててあるのが気になる。
デメリットもあるだろうし、不満を抱えている人もいると思う。これからの生き方の参考になるように、腹蔵のないところをきちんと伝えてほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5afeee05ca0f50abe51b191586e1852d0af554,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]