ロームが発表した2026年3月期連結決算は1584億円の赤字で、過去最大の損失額となりました。2期連続での赤字の要因は、EV市場の低迷に伴う事業見直しで生じた1936億円の減損損失や、トランプ米政権による税制優遇措置撤廃後の業界変化でした。売上高は7.3%増の4811億円で、民生向けや産業機器向け半導体が堅調でしたが、収益に結び付きませんでした。また、東芝・三菱電機との間ではパワー半導体事業の統合協議が継続されており、デンソーによる買収提案撤回後は資本提携以外の協業強化が進められる見通しです。

ロームの決算報告は、日本の産業基盤におけるEV市場の停滞がもたらす波紋を浮き彫りにしました。しかし、これは単なる企業収益の問題ではありません。電気自動車の普及停滞は、地球環境への重要な負荷軽減手段が見直される危険性を孕んでいます。
この構造的な問題背景には、税制優遇措置の撤廃による市場冷却、そして業界全体の不安定な中長期戦略があると言えます。
まず、EV市場競争を再活性化するためには、政府による持続可能な支援策を再導入することが不可欠です。企業には、新たな技術革新を用いた効率的生産設備の開発と投資が求められます。また、影響を受ける下請け企業や関連事業に対する適切な調整とフォローアップも進めるべきです。
EV市場の低迷は、短期的な税制措置の判断だけに起因するものではなく、長期的な視野を欠いた政策設計の象徴です。日本のものづくりの現場がこのようなリスクにさらされぬよう、多角的で強固な対応が必要です。経済的損失だけでなく、環境問題への取り組み態度が世界の信頼に直結する時代。ここでの転換が、未来を切り開く鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、そもそも車に補助金なんておかしな事だと思う。減税ならまだわかる個人の資産であり、高い新車購入に血税が使われ、結果企業も利益が出るなんて本当におかしな事だと思う。古い車を大切にしていたら税金が上がるのも解せない。
CO2削減というなら電気はどうやって出来ているの?って言いたいよな。燃料使って出来ているんだからね。効率良いのは実はディーゼル車だったりすんだよな。利権絡みだとしか思えない血税の使われ方に本当に腹が立つな。受益者負担と言われ車は所有してるだけでも税金いっぱいの中で、一部の大企業や富裕層が恩恵受ける制度ばかり作るのが本当に目に余るな。古い車大切にしてる方がサステナビリティにつながっているはずなのにな。
2、EVはトヨタ潰しだと何かで見ましたがEVを急いで政府が推したところで実際のインフラや民間レベルへの浸透は程遠いと思うそれぞれの国にあった事情はあるはずだし日本は世界に振り回されたり、無理やり合わせるよりハイブリッドがそうだったように自国の産業や自国の情勢にあうものでいいと思ういつかはタクシーが運転手いらずの自動にとか未来感や確かに人手不足解消など色んな要素はあれど車に関しては運転が好きとか、旅行での車内を楽しむなどもあるはずだから綺麗事の環境保護だの最先端だのに振り回されないで欲しい
3、減損はあくまで会計処理だから赤字の全部が日々の商売の弱さとは限らないけど、ここまで巨額になる前になぜ止められなかったのかという疑問は残りますね。EV失速が理由でも、経営の仕事はまさにその変化を早く読んで投資を修正すること。売上が伸びているのに過去最大赤字というのは「外部環境が悪かった」で済まされないでしょう。やはり判断の遅れも含めてしっかり検証すべきだと思う。
4、EV市場の低迷?パナソニックともども言い訳が酷い。簡単に言うとロームのパワー半導体が使われなくなってきたからでしょ。EVだともともとドイツのインフィニオンが最大勢力で日本ではトップでも3番手以下だった。しかも中国のパワー半導体がシェアをかなり食っている。BYDみたいに自社生産の半導体を自社製品に使うなどすると表から見えないもんな。他の中国EVメーカーだって中国の半導体を使う場合が多い。主な需要が日本車メーカーしか見込めないからではどうしようもない。統合化してシェアを確保しつつ新しいパワー半導体で勝負したほうが良い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a078b83b22f7e0f09ff552f8ead5e840def40182,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]