日本維新の会は、一部議員が一般社団法人の理事に就き、国民健康保険料の支払いを回避する方法を採用している可能性があると指摘を受け、党所属議員と首長を対象に実態調査を開始しました。この行為は、社会保険に加入することで保険料を節約するという仕組みに関係しています。具体的には、法人理事としての報酬を調整することで社会保険料を割安にし、国民健康保険料の負担を回避するという仕組みです。
大阪府議会では維新議員と同姓同名の理事が関与しているとの指摘があり、兵庫県では地方議員4名が法人理事として活動していることが確認されています。

この問題は社会の公平性を揺るがしかねない深刻な課題です。まず、「国民健康保険料の支払い回避」という行為は、制度そのものの倫理性を損なうものであるうえ、最も影響を受けるのは善意で保険料を支払っている住民です。さらに、議員の立場を利用して恩恵を得る構造が存在するならば、これは民主制度下での不公そのものです。こうした行為が市民の法に対する信頼を損ね、制度への不信感を助長するのは避けられません。
解決策としてまず、関連した制度規制の強化が必要です。1つ目は、地方議員の収入および役職活動の透明性を確保する監視機関を設置すること。2つ目に、保険制度の抜け穴を直接的に塞ぐ規則改訂を行うこと。
そして3つ目に、違反事例が判明した場合の厳格な処罰を明言し、その実施に努めることが不可欠です。これらの対策は、公平で持続可能な制度を維持する上で重要です。
公職者としての責任は、個人的な利益のための構造の悪用ではなく、社会のための正しい実行にこそあります。この問題が適切に解決されることを、市民として強く求めます。公平な社会を築くためには、自らを律する力を発揮する姿勢が求められます。
ネットからのコメント
1、国民には高い保険料を押し付けておきながら、ルールを作る側の維新の地方議員らが法人を介して、高い国保料逃れをすると言うのは、あってはならないと思います。また、維新は保険料の引き上げを推進して来たのに、自らの議員が国保逃れの為に、そのスキームまで作り、不正に支払い額を引き下げていたのであれば、脱税をしている様なものだと思います。維新は組織的な関与も疑われる事態であり、徹底した調査を求めたいです。
2、維新で相次ぐ合法の範囲ギリギリを狙う金策スキームは、組織文化として染みついているのではないかという不気味さを感じます。
選挙ポスター代の問題に続き、今回は社会保険制度を迂回し保険料負担を軽減するための法人利用という、生活者にとっては到底真似できない抜け道が平然と実践されている点が恐ろしい。制度の公平性を担保すべき議員が、その立場を利用して公的負担を回避するのは、政治不信をさらに深めるだけでなく、「やった者勝ち」を助長する。しかも指摘されて初めて調査・是正という受け身対応であり、倫理観よりもリスク管理が優先されている印象を与える。立法府に属する者が率先して制度をねじ曲げるなら、国民に負担だけ押し付ける政治へと転落する危険性がある。こうしたグレーゾーンが常態化していること自体に深い危機感を覚える。
3、会社辞めた時,任意継続にしたら年間23万とか請求されたな.その後政府管掌に変わってもほぼ変わりなし.まあ真面目に収めましたけどね.今になってみればこういう方法があったのかと.流石に維新と言うか,金払いも斬新で維新.素晴らしいですね.ただ少しみみっちい感じも有りますね.身内にビラ印刷発注したり,色々考えるもんだと改めて思う.
4、大阪府議会で質問した自民党府議は、「法人の理事になれば国保から社保に変わって保険料が安くなる。維新の議員もやってるから大丈夫と聞いた」と知り合いから情報を得たと話していた。 国保逃れのシステムで節約できても、入会案内まで作って募集すれば、いつかばれると考えない危機管理能力の欠如がいかにも維新らしい。 カネに目が眩んで脱法行為を繰り返す人間が集まった政党が、国の政策を決めているのはかなりやばい状況だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/36cd2745ad4594c7ce7817faeac26c5eadb1d3fe,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]